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空き家の処分方法とは?売れない場合の対策と高く売るコツ

〈 不動産のノウハウ 〉

藤原 栞里

筆者 藤原 栞里

【ポジティブが取り柄の総務担当】
不動産知識ゼロからスタートし、「自分が疑問に思ったことをそのまま記事にする」スタンスで毎日ブログを執筆中‼︎難しい売却の話も、同じ目線でわかりやすくお伝えします。



【 はじめに 】


実家を相続したあと、すぐに住む予定がない家。
親が施設に入ったあと、そのままになっている家。

このような空き家について、
「急いで売る必要はないかな」
「いつか誰かが使うかもしれない」と思って、
そのままにしている方も多いかもしれません。

この記事では、
空き家の処分方法、売れない場合の対策、高く売るためのコツについて、
わかりやすく整理していきます。




 1. 空き家の処分方法とは?



空き家の処分方法と聞くと、
まず「売却」をイメージする方が多いと思います。

もちろん、空き家を手放したい場合は売却が代表的な方法です。

ただし、空き家の状態や場所、築年数、住宅ローンの有無によって、
処分方法は変わります。

主な方法は次のとおりです。


⑴. 古家付き土地として売却する

築年数が古い家の場合、
建物としてではなく、土地を主な価値として売却する方法があります。

この場合、広告では「古家付き土地」として販売されます。

買主は、購入後に建物を解体して新築することを前提に
検討することが多いです。

古家付き土地として売るメリットは、
売主が先に解体費用を負担しなくて良い点です。

一方で、買主側は解体費用を見込んで購入価格を判断するため、
更地よりも価格交渉が入りやすい場合があります。



⑵. 更地にして売却する

建物の老朽化が進んでいる場合は、
解体して更地として売る方法もあります。

更地にすると、
買主は土地の形や広さをイメージしやすくなります。

新築用地を探している方にとっては、検討しやすいです。

ただし、解体費用がかかります⚠︎



⑶. 中古戸建として売却する

建物の状態が比較的良く、修繕すれば住める場合は、
中古戸建として売却できる可能性があります。

特に、駅や学校、スーパー、公園などが近い立地であれば、
築年数が古くても売却しやすいです。

最近は、古い家を自分好みにリフォームしたい方や、
リノベーション前提で物件を探す方もいます。



⑷. 不動産会社に買取してもらう

早く処分したい場合は、
不動産会社による買取も選択肢になります。

仲介売却では一般の買主を探しますが、
買取では不動産会社が直接買主になります。

買取のメリットは、

* 売却までが早い
* 内覧対応の負担が少ない
* 荷物が残っていても相談できる場合がある
* 古い家でも相談しやすい

という点です。

一方で、買取価格は一般的な仲介売却より低くなりやすいです。



⑸. 賃貸に出す

空き家を手放さずに活用したい場合は、
賃貸に出す方法もあります。

ただし、賃貸に出すには、
最低限住める状態に整える必要があります。

たとえば、

* 水回りの修繕
* 給湯器の交換
* 雨漏りの補修
* クロスや床の張り替え
* ハウスクリーニング
* 設備の安全確認

などが必要になることがあります。

賃貸は毎月家賃収入が見込める反面、
空室リスクや修繕負担、入居者対応も発生します。




 2. 空き家が売れない場合に考えたいこと



売れない理由は一つではありません。

価格、立地、建物状態、権利関係、販売方法など、
さまざまな原因が考えられます。


⚪️ 価格が相場より高い

空き家が売れない理由で多いのが、
価格が相場より高いケースです。

買主は周辺の売出価格や成約事例、
建物の状態、解体費用、リフォーム費用を見て判断します。

特に古い空き家の場合、
買主側は購入後に多くの費用がかかる可能性を考えます。

売れない期間が長くなる場合は、
価格設定を見直すことも必要です。



⚪️ 建物の状態が悪い

建物の状態が悪いと、
買主が不安に感じやすくなります。

建物として使えるかどうかがわからない場合、
買主は購入後の費用を大きく見積もります。

その結果、価格交渉が大きく入ったり、
検討から外れたりすることがあります。



⚪️ 接道や再建築に問題がある

空き家が売れない理由として、接道の問題もあります。

建築基準法上の道路に一定以上接していない土地は、
再建築ができない場合があります。

再建築不可の物件は、
買主が限られるため、売却が難しくなりやすいです。

また、道路が狭い、車が入りにくい、
隣地との境界が不明確といった場合も、売却に影響します。



  3. 空き家を処分するときの注意点



空き家を処分するときは、
ただ売り出せばよいわけではありません。

売却前に確認しておきたい注意点があります。


⚪️ 注意点1:相続登記を済ませる

相続した空き家を売却する場合は、
まず名義を確認しましょう。

登記簿上の名義が亡くなった方のままでは、
そのまま売却できないことが多いです。

相続人の間で遺産分割協議を行い、相続登記を行う必要があります。

相続人が多い場合や、連絡が取れない相続人がいる場合は、
手続きに時間がかかることがあります。

売却を考え始めたら、
早めに司法書士や不動産会社へ相談しましょう。



⚪️ 注意点2:家の中の荷物を確認する


売却前に、必要なものと不要なものを分ける必要があります。

特に相続した実家では、家族の思い出の品が多く、
片付けに時間がかかることがあります。

買取の場合は残置物が残っていても相談できることがありますが、
仲介売却の場合は、内覧時の印象を良くするためにも、
できるだけ片付けておく方が有利です。



⚪️ 注意点3:解体する前に相談する

古い空き家を見ると、
先に解体した方が売れやすいと思うかもしれません。

しかし、解体には費用がかかります。

また、建物を解体すると固定資産税の住宅用地特例が外れ、
翌年以降の税負担が増える可能性もあります⚠︎

解体するかどうかは、
周辺の需要や土地の条件、建物状態によって変わる為、
必ず不動産会社に相談してから判断しましょう‼︎



⚪️ 注意点4:空き家特例を確認する

相続した空き家を売却する場合、一定の要件を満たせば、
譲渡所得から最高3,000万円まで控除できる
「被相続人の居住用財産に係る譲渡所得の特別控除」が使える場合があります。

税金の特例は要件が細かいため、
使えるかどうかは税理士や税務署に確認することが大切です。



 4. 空き家を高く売るコツ



空き家を少しでも高く売るためには、
買主が安心して検討できる状態に整えることが大切です。


まずは査定で相場を知る

空き家を高く売るためには、
まず相場を知ることが大切です。

周辺の成約事例や売出物件、
土地の条件、建物状態を確認し、現実的な価格を把握しましょう。

相場を知らずに高すぎる価格で売り出すと、長期間売れ残ることがあります。

売れ残り期間が長くなると、買主から
「何か問題がある物件なのかな」と思われることもあるので
最初の価格設定はとても大切です。


◯ 室内を片付けて印象を良くする

空き家は、室内の印象で買主の反応が大きく変わります。

同じ古い家でも、荷物が多く暗い印象の家と、
整理されていて風通しが良い家では、見え方が違います。

特に玄関、水回り、リビング、庭は買主がよく見るポイントです。



修繕する場所としない場所を見極める

高く売るためにリフォームをした方がいいのか悩む方も多いです。

ただ、すべてリフォームすれば良い訳ではありません。

大きなリフォームをしても、
その費用分だけ高く売れるとは限らないからです。

たとえば、買主が自分好みにリノベーションしたい場合、
売主が先にリフォームした内容が合わないこともあります。



【 まとめ 】



空き家の処分方法には、

・古家付き土地として売る方法
・更地にして売る方法
・中古戸建として売る方法
・不動産会社に買取してもらう方法
・賃貸として活用する方法

などがあります。

どの方法が合っているかは、
建物の状態や立地、築年数、相続関係、売却を急ぐかどうかによって変わります。

空き家はそのまま放置していると、
固定資産税や管理費の負担が続くだけでなく、
建物の劣化や近隣トラブルにつながる可能性もあります。

少しでも高く、スムーズに売却するためには、
まず相場を知り、室内や庭を整え、物件の魅力をきちんと伝えることが大切です。

空き家は「いつか考える」ではなく、
早めに現状を確認し、売却・買取・賃貸・解体などの選択肢を比較することで、
後悔の少ない処分につながります✳︎


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