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住宅ローン控除とは?〜条件・いくら戻るか・注意点を解説〜

〈 ローン/税金/相続/住宅制度 〉

藤原 栞里

筆者 藤原 栞里

【ポジティブが取り柄の総務担当】
不動産知識ゼロからスタートし、「自分が疑問に思ったことをそのまま記事にする」スタンスで毎日ブログを執筆中‼︎難しい売却の話も、同じ目線でわかりやすくお伝えします。

住宅ローン控除とは?〜条件・いくら戻るか・注意点を解説〜

【はじめに】


こんにちは。

今回は住宅ローン控除について整理してみました。

名前は聞いたことがあっても、
実際には

・そもそも何の制度なのか
・どんな人が対象なのか
・いくらぐらい戻るのか
・申請しないともらえないのか

この辺りが、分かりにくいなと感じます。

しかも住宅ローン控除は、
家を買えば自動で必ず受けられるものではありません。

床面積、所得、入居時期、住宅の性能、ローン年数など、
いくつかの条件を満たして
はじめて使える制度です。

現在の住宅ローン減税は
年末のローン残高の0.7%を、
所得税と一部住民税から一定期間控除する制度
としています。

この記事では、
できるだけ難しい言葉をかみくだきながら、
住宅ローン控除とは何か、条件は何か、どれくらい戻るのか、
そして見落としやすい注意点をまとめていきます✴︎





住宅ローン控除とは?



住宅ローン控除は、
正式には住宅借入金等特別控除といいます。

簡単にいうと、
住宅ローンを組んでマイホームを買ったり建てたり、
一定のリフォームをした場合に、
所得税などが軽くなる制度です。

この制度のポイントは、
現金がそのまま振り込まれる補助金とは違って、
払う税金が減る仕組みだということです。

つまり、
住宅ローン控除で「得をする」というより、
本来納める税金の一部が軽くなるイメージ
のほうが近いです。

また、住宅ローン控除は
「住宅を買った人みんな同じ金額」というわけでもありません。

基本は
**年末時点の住宅ローン残高 × 0.7%**で計算されますが、
そこには住宅の種類ごとの上限があります。

さらに、
実際に控除される金額は、
その人が支払っている所得税額などによっても変わります。

つまり、
ローン残高が大きければ大きいほど無制限に戻るわけではなく、
制度上の上限と、自分の税額の範囲の中で控除される形です。

ここは誤解しやすいところですが、
「住宅ローンを借りた額の0.7%がそのまま毎年もらえる」
ではないので注意です⚠︎



住宅ローン控除の条件は?



ここが一番大事です。

住宅ローン控除は便利な制度ですが、
条件を外すと使えません。

共通の適用要件として主に次のようなものがあります。

・住宅の新築や取得などの日から6か月以内に入居していること
・その年の12月31日まで引き続き住んでいること
・住宅の床面積が原則50㎡以上で、その2分の1以上が自分の居住用であること
・その年の合計所得金額が2,000万円以下であること
・ローンが10年以上の返済であること

さらに、
一定の条件を満たす小さめの住宅では、
40㎡以上50㎡未満でも対象になるケースがありますが、
その場合は所得1,000万円以下などの
別の条件が付くので注意が必要です。

ここで盲点になりやすいのが、
「広さは足りていると思っていたのに、
登記面積で見ると条件を満たしていなかった」
というケースです。

広告や図面の表記だけで安心すると危ないです。

住宅ローン控除をあてにして資金計画を組むなら、
契約前の段階で登記面積と住宅性能を確認するのが重要です。



いくら戻ってくる?



住宅ローン控除で気になるのは、
やはり「結局いくら戻るの?」だと思います。

現在の制度では、
控除額の基本は**年末残高等 × 0.7%**です。

そして、
住宅の種類ごとに控除期間や上限が決まっています。

令和6年・令和7年入居の新築住宅について、
次のように整理されています。

・認定長期優良住宅・認定低炭素住宅:13年、年最大31.5万円
・ZEH水準省エネ住宅:13年、年最大24.5万円
・省エネ基準適合住宅:13年、年最大21万円
・その他の住宅:原則かなり厳しくなっており、対象外または限定的

さらに国土交通省は、
令和6年・7年入居の場合の最大控除額の目安として、

・認定長期優良住宅・認定低炭素住宅は最大409.5万円、
・ZEH水準省エネ住宅は最大318.5万円、
・省エネ基準適合住宅は最大273万円

と案内しています。

つまり、
今は「家を買えば同じだけ控除される」時代ではなく、
住宅の性能によって差がつく制度になっています。

省エネ性能が高い住宅ほど優遇されやすいです‼︎

ただし、ここでも注意点があります。

最大控除額はあくまで制度上の上限です。

実際には、
その年に納める所得税が少なければ、
上限まで丸々使えないことがあります。

所得税で引ききれない分の一部は
翌年の住民税で調整されることがありますが、
それでも無限に控除されるわけではありません。



住宅ローン控除を受けるための手続きは?



住宅ローン控除は、
対象になっていても自動では始まりません。

ここを知らずに損する人が多いです‼︎

最初の年は確定申告が必要です。

給与所得者でも、
初年度は自分で申告しなければいけません。

2年目以後は、
給与所得者なら年末調整で控除を受けられる仕組みがあります。

主な提出書類としては、
次のようなものがあります。

・住宅借入金等特別控除額の計算明細書
・金融機関から交付された年末残高等証明書
・家屋の登記事項証明書など床面積が分かる書類
・売買契約書や工事請負契約書の写し
・住宅性能に応じた証明書類

このあたりは、
買った家が新築なのか中古なのか、
長期優良住宅なのか、
省エネ住宅なのかで必要書類が変わります。

契約書・登記関係書類・ローン関係書類は
まとめて保管しておくのが大事です。



住宅ローン控除で注意したいこと



住宅ローン控除は魅力的ですが、
これだけで家を買う判断をするのは危険です。

注意したいのは、
まず制度は改正されるということです。

実際、令和8年度税制改正の大綱で、
住宅ローン減税について令和8年以降も5年間延長しつつ、
既存住宅や床面積要件などを
見直す方向を公表しています。

つまり、
これから先も制度は固定ではなく、
毎年の税制改正で変わる可能性があります。

もう一つ大事なのは、
「控除があるから予算を上げてよい」
という考え方は危ないです⚠︎

住宅ローン控除は
家計を助けてくれる制度ではありますが、
返済そのものを軽くしてくれる魔法ではありません。

金利上昇、固定資産税、修繕費、火災保険、将来の教育費まで考えると、
控除額だけを見て背伸びすると後で苦しくなりやすいです。


⚪️大事な見方

・控除額ではなく、毎月の返済が無理ないか
・物件価格だけでなく、諸費用まで含めて見ているか
・住宅性能の証明書類を、契約前に確認しているか
・「たぶん対象」ではなく、確実に条件を満たすかを確認しているか



【まとめ】



住宅ローン控除は、
住宅ローンを使って家を買った人にとって、
かなり大きな助けになる制度です。

今回調べてみて感じたのは、
住宅ローン控除は知っているだけでは足りず、
条件と手続きを正確に押さえておくことが大切だということです。

家を買うときは、
物件価格や月々の返済額だけでなく、

・控除の対象になる住宅か
・住宅性能の証明は取れるか
・初年度の確定申告に必要な書類はそろうか
・将来の家計まで見て無理がないか

このあたりまで確認しておくと、
あとでかなり安心です‼︎

制度は今後も見直しが入る可能性があるので、
実際に使うときは、
最新情報を確認しながら進めるのがおすすめです




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