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不動産を相続したらやるべきこと

〈 ローン/税金/相続 〉

藤原 栞里

筆者 藤原 栞里

【ポジティブが取り柄の総務担当】
不動産知識ゼロからスタートし、「自分が疑問に思ったことをそのまま記事にする」スタンスで毎日ブログを執筆中‼︎難しい売却の話も、同じ目線でわかりやすくお伝えします。

相続した不動産、まず何から始めるべき?



【はじめに】



親や親族が亡くなり、

突然「不動産を相続することになった」


これは多くの方にとって、

人生で何度も経験すること

ではありません。


  • ・何から手を付ければいいのか分からない

  • ・すぐに売らないといけない?

  • ・放置すると何か問題がある?

  • ・相続税って必ずかかるの?


こうした不安を抱えたまま、

時間だけが過ぎてしまうケースも

少なくありません。


結論から言うと、
相続した不動産で一番やってはいけないのは

「何もしないこと」です。



この記事では、

相続した不動産について
「まず何から始めるべきか」

「どんな選択肢があるのか」を、
できるだけ分かりやすく解説します。






相続した不動産はすぐに何かしないといけない?

「相続した=すぐ売却しなければならない」


と思われがちですが、

そんなことはありません。





ただし、
何もしなくていいわけでもない
というのが現実です。



相続した不動産は、


  • ・所有しているだけで税金がかかる

  • ・管理をしなければ劣化する

  • ・放置するとトラブルにつながる


という特徴があります。


だからこそ、
「売る・貸す・使う・保有する」
どの選択をするにしても、
早めに全体像を整理すること

が大切です。



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①「相続登記」が済んでいるか確認する

相続した不動産で

最初に確認すべきなのが、
名義(登記)が誰のままになっているか

です。


  • ・亡くなった方の名義のまま

  • ・何代も前の名義のまま


というケースは、

実は非常に多くあります。


2024年からは、
相続登記が義務化されており、
相続を知ってから原則3年以内に登記しないと、
過料(罰金)の対象になる

可能性もあります。


売却・賃貸・活用のどれを選ぶにしても、
相続登記はほぼ必須になります。


まずは
「名義がどうなっているか」
ここを確認することが

第一歩です。






② 不動産の「現状」を正確に把握する

次にやるべきことは、
相続した不動産の現状を

整理することです。





具体的には、



  • ◯土地なのか、建物付きなのか


    • ・土地のみ

    • ・建物付き土地(戸建て)

    • ・マンション

    • ・農地・雑種地など


    これによって、
    売却方法・評価方法・注意点が

    大きく変わります。


    特に戸建ての場合は、
    「建物が使えるのか、土地として考えるのか」

    が重要な分かれ道になります。




  • ◯空き家か、誰かが住んでいるか


    特に空き家の場合は、


    「使っていない=問題がない」


    ではなく、

    管理不十分によるリスクが高い状態

    だと認識する必要があります。




  • ◯築年数はどれくらいか


  • ・築年数

    ・雨漏り・シロアリの有無

    ・傾き・大きなひび割れ

    ・繕履歴があるか


    リフォーム前提で価値がある建物もあれば、

    解体前提で土地として評価される

    建物もあります。




    ◯ 再建築は可能か


    • ・接道義務を満たしているか

    • ・幅員4m以上の道路に接しているか

    • ・旗竿地・私道に問題はないか


    もし再建築不可の場合、


    • ・建物を建て替えられない

    • ・買い手が限定される

    • ・売却価格が大きく下がる


    といった影響が出ます。



これらを把握しないまま判断すると、
後から「思っていたのと違った」

という事態になりがちです。


特に注意したいのが、
「再建築不可」「老朽化」

「境界未確定」
といったケースです。



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 相続人は誰か?

相続した不動産が、
複数人の共有名義になるケース

も多くあります。


  • ・兄弟姉妹で相続

  • ・配偶者+子どもで相続


この場合、


  • ・誰が管理するのか

  • ・売却する場合、

     全員の同意が取れるか

  • ・将来どうするか


を決めておかないと、
話が進まなくなってしまいます。


不動産は「分けにくい資産」だからこそ、
早い段階で話し合うこと

が重要です。






④ 相続税がかかるかどうかを確認

相続不動産の相談で多いのが、
「相続税って、うちはかかるんでしょうか?」

という不安です。


結論から言うと、
相続税は相続したら必ずかかる税金

ではありません。


ただし、

もし対象になる場合は、

期限が決まっているため、

早めの確認が重要です。



相続税は、


  • ・基礎控除額を超えるかどうか

  • ・不動産の評価額

  • ・他の相続財産の有無


によって決まります。


相続税は、

不動産だけで決まりません。


次のような財産も合算されます。


  • ・現金・預貯金

  • ・株式・投資信託

  • ・生命保険金(一定の非課税枠はあり)

  • ・退職金(一定の非課税枠はあり)


  • 車・貴金属など

「不動産だけなら大丈夫そう」でも、
預貯金や保険金と合算したら

基礎控除を超える、

というケースは

珍しくありません。


必ずしも
「不動産を相続した=相続税が発生する」
わけではありません。


ただし、


申告期限は相続開始から10か月以内


と決まっているため、
早めに税理士など専門家に

相談するのが安心です。






⑤ 「売る・貸す・使う・保有する」を整理する

相続した不動産には、

主に次の選択肢があります。



◯ 売却する


  • ・現金化できる

  • ・管理の手間がなくなる

  • ・相続人間で分けやすい


一方で、


  • ・思い出のある家を手放す寂しさ

  • ・タイミングによる価格差


といった面もあります。




◯ 賃貸として活用する


  • ・定期的な収入になる

  • ・すぐに手放さなくてよい


ただし、


  • ・修繕費

  • ・管理の手間

  • ・空室リスク


も考慮する必要があります。




◯ 自分や家族が使う


  • ・実家として使う

  • ・セカンドハウスとして利用


という選択もありますが、
固定資産税や維持費は

かかり続けます。




◯ しばらく保有する


「今は決められない」

という場合もあります。


その場合でも、


  • ・定期的な管理

  • ・税金の把握

  • ・将来の方向性


だけは、

必ず考えておきましょう。






⑥ 「空き家」のまま放置しない

相続した不動産の中で、
もっとも問題になりやすいのが

空き家」です。


  • ・まだ使うか決めていない

  • ・思い出があって手放せない

  • ・忙しくて後回しになっている


こうした理由で、

「とりあえずそのままにしている」


というケースは

非常に多く見られます。



しかし、

不動産の現場では
空き家を放置したことが原因で

後悔するケースを数多く見てきました。


空き家は、


持っているだけでリスクが増えていく資産


だということを、

まず知っておいてください。





⚪️ 空き家を放置すると、何が起きるのか?



◯ 建物の劣化は「住んでいる家」より圧倒的に早い


人が住んでいない家は、


  • ・換気されない

  • ・水を使わない

  • ・温度・湿度の変化を受けやすい


この状態が続くことで、


  • ・カビの発生

  • ・木材の腐食

  • ・給排水管の劣化

  • ・害虫・害獣の侵入


などが急速に進みます。


「数年くらい大丈夫だろう」

と思っていても、
実際には 1〜2年で一気に傷むケース 

も珍しくありません。





◯ 防犯・近隣トラブルの原因になる


空き家は、周囲から見ると


  • ・人の出入りがない

  • ・夜に灯りがつかない


という状態になります。


これにより、


  • ・不法侵入

  • ・不法投棄

  • ・放火のリスク

  • ・不審者の溜まり場


といった問題が起きやすくなります。


さらに、


  • ・雑草が伸び放題

  • ・落ち葉が隣地に飛ぶ

  • ・建物が傾いて見える


など、近隣からの苦情につながるケース

も多いです。





◯ 固定資産税が「安くなる」どころか高くなることも


「空き家なら、住んでいない分、税金が安い」


と思われがちですが、

これは大きな誤解です。


一定の条件を満たすと、
「特定空き家」や

「管理不全空き家」
に指定される可能性があります。


その場合、


  • ・住宅用地の特例が外れる

  • ・固定資産税が最大6倍になる


といった 大きな負担増 が

起こる可能性があります。


つまり、
放置=節税ではなく、

逆にリスク なのです。





◯ 「いざ売ろう」と思ったときに不利になる


空き家を長期間放置すると、


  • ・建物の傷みが進む

  • ・解体費用が高くなる

  • ・見た目の印象が悪くなる


結果として、


  • ・売却価格が下がる

  • ・買主が見つかりにくくなる

  • ・解体前提でしか話が進まない


という状況になりやすくなります。


「もう少し様子を見てから売ろう」


一番高く売れるタイミングを逃す
という結果になることも

少なくありません。




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⑦ 早めに不動産会社へ相談する意味

相続不動産は、


  • ・法律

  • ・税金

  • ・市場価格

  • ・地域特性


が複雑に絡みます。


すべてを一人で判断するのは、

正直かなり大変です。


早めに不動産会社へ相談することで、


  • ・売却した場合の価格目安

  • ・賃貸にした場合の可能性

  • ・管理や活用の選択肢


を整理できます。


「売る前提」でなくても相談してOK
という点は、

ぜひ知っておいてください。





【まとめ】





相続した不動産で最も大切なのは、
感情だけで判断しないことです。


  • ・名義

  • ・現状

  • ・相続人

  • ・税金

  • ・活用方法


これらを一つずつ整理していくことで、
「どうするべきか」が

自然と見えてきます。


相続不動産は、
放置すれば負担に、

整理すれば資産になります。


迷ったときは、
一人で抱え込まず、
専門家や不動産会社に相談することが、
後悔しない近道です。





 

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