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不動産相続でかかる税金とは?

〈 ローン/税金/相続 〉

藤原 栞里

筆者 藤原 栞里

【ポジティブが取り柄の総務担当】
不動産知識ゼロからスタートし、「自分が疑問に思ったことをそのまま記事にする」スタンスで毎日ブログを執筆中‼︎難しい売却の話も、同じ目線でわかりやすくお伝えします。

不動産相続でかかる税金とは?




【 はじめに 】


「親の家を相続することになりそうだけど、

税金ってどれくらいかかるの?」


「相続税ってお金持ちだけの話じゃないの?」


不動産相続のご相談を受けていると、

こうした声を非常によく耳にします。


特に

枚方市や北河内エリアのように、
「親が長年住み続けた一戸建てを相続する」
ケースでは、

現金はほとんどないのに

不動産だけが残るという状況も少なくありません。


この記事では、

不動産相続が初めての方でも理解できるように、


  • ・相続で関係する税金の種類


  • ・相続税がかかる・かからない判断基準


  • よくある勘違いや

    事前に知っておきたい注意点を、

    解説していきます。







 不動産相続でかかる税金は何種類?

まず最初に押さえておきたいのは、
不動産を相続するときに関係する税金は

1つではないという点です。


主に関係してくる税金は、

次の3つです。


  1. ・相続税


  2. ・登録免許税


  3. ・固定資産税(引き継ぎ分)


それぞれ、かかるタイミングも

金額の考え方も違います。





 相続税

「相続税」と聞くと、
相続=高額な税金がかかる
というイメージを持たれる方が

非常に多いのが現実です。


特に、


  • ・親が長年住んできた持ち家がある


  • ・土地付き一戸建てを相続する予定


  • テレビやニュースで

    「相続税対策」という言葉をよく聞く


こうした状況にあると、
「うちも相続税がかかるのでは…」

と不安になりますよね。


ですが、

まず知っておいていただきたい

大切な事実があります。




相続税は「相続した人全員」が

払う税金ではありません。


結論からお伝えすると、
相続税が実際にかかる人は、

全体の約1割前後と言われています。


つまり、 約9割の方は、

相続税を支払っていません

というのが現実です。


「えっ、そんなに少ないの?」


と驚かれる方も多いですが、

これは国税庁の統計からも明らかです。





⚪️ なぜ多くの人は相続税を払わなくていいの?


理由は大きく2つあります。



① 基礎控除額がしっかり設けられているから


② 不動産は思っているより

 低く評価されることが多いから


この2点が、

相続税のハードルを大きく下げています。




相続税がかかるかどうかの

判断基準はとてもシンプル。


相続税がかかるかどうかは、
次の計算式で判断されます。


相続財産の合計額 - 基礎控除額


この結果が、


  • ・マイナスまたは0 → 相続税はかかりません


  • ・プラス → 相続税の申告・納税が必要


という仕組みです。




⚪️ 基礎控除額はいくら?


基礎控除額は、

次の計算式で決まっています。

3,000万円 +(600万円 × 法定相続人の人数)

具体例で見てみましょう


例①:配偶者+子ども1人(相続人2人)

  • 3,000万円 +(600万円 × 2人)

  • =4,200万円まで非課税


例②:配偶者+子ども2人(相続人3人)

  • 3,000万円 +(600万円 × 3人)

  • =4,800万円まで非課税


つまり、
 この金額以内に相続財産が収まっていれば、

相続税はかかりません。



「家がある=相続税がかかる」とは限らない


ここで、

多くの方が誤解しやすいポイント

があります。


それは、
「家や土地がある=相続財産が高額になる」
と思い込んでしまうことです。


実際には、

  • 不動産は「売れる価格」ではなく

  • 「相続税評価額」で計算されます。


この評価額は、
実際の売却価格よりも2〜3割、

場合によってはそれ以上

低くなることが多いです。


そのため、


  • ・郊外の一戸建て


  • ・親が長年住んできた実家


  • ・築年数が経過した住宅


といったケースでは、
不動産があっても相続税がかからない

ということは決して珍しくありません。



「現金が少ない家庭」ほど

相続税が心配になりやすい


よくあるのが、


  • 「現金や預貯金はそれほど多くないが

  • 土地付きの自宅はある」

    というケースです。


こうしたご家庭では、

「現金がないのに、

税金だけ請求されたらどうしよう…」


と不安になりますが、
多くの場合、

基礎控除の範囲内に収まっている

ことがほとんどです。




⚪️まずは「かかるかどうか」を知ることが大切


相続税で一番よくないのは、


  • ・なんとなく不安なまま放置する


  • ・正確な金額を知らないまま悩み続ける


ことです。


実際には、


  • ・相続税がかからないと分かって安心する


  • ・もし超えそうでも、早めに対策が取れる


というケースがほとんどです。





登録免許税

登録免許税とは、
不動産の名義を変更する際に

国へ納める税金です。


相続が発生すると、


  • 亡くなった方(被相続人)名義のまま


  • ・相続人の名義に変更する


という手続きが必要になります。


この手続きを**相続登記(そうぞくとうき)**といい、
その際にかかる税金が登録免許税です。


相続登記は「やった方がいい」

ではなく「原則やるもの」


以前は、

相続登記をしなくても
大きなペナルティはありませんでしたが、
現在は状況が変わっています。


 相続登記は義務化されており、
正当な理由なく放置すると、
罰金が科される可能性もあります。


つまり、


相続登記=必ず行うべき手続き


と考えておく必要があります。





⚪️ 登録免許税はいくらかかる?



登録免許税の計算方法は、

とてもシンプルです。

固定資産税評価額 × 0.4%

ここでいう

「固定資産税評価額」は、
毎年、市町村から送られてくる
固定資産税の納税通知書

記載されている金額です。




具体例で見てみましょう


例①:固定資産税評価額が1,500万円の場合
→ 1,500万円 × 0.4% = 6万円


例②:固定資産税評価額が2,500万円の場合
→ 2,500万円 × 0.4% = 10万円


この金額は、
 不動産を売らなくても必ず必要になる費用
という点がポイントです。





⚪️ 相続税がゼロでも登録免許税はかかる


ここで特に注意していただきたいのが、


「相続税がかからない=税金は一切かからない」


という誤解です。


相続税が基礎控除内で

ゼロだったとしても、


  • ・相続登記をする


  • ・名義を変更する


以上、登録免許税は必ず発生します。


「相続税はなかったのに、

数万円〜十数万円の支払いがあった」


というケースは、

とてもよくあります。



⚪️ 名義変更を放置するとどうなる?


登録免許税を惜しんで
相続登記を先延ばしにすると、

次のような問題が起こります。


  • ・相続人が増えて話がまとまらなくなる


  • ・将来売却したくても売れない


  • ・金融機関の手続きが進まない


  • ・子や孫の代まで権利関係が複雑になる


結果的に、
 数万円を惜しんだことで、

何倍もの負担がかかるというケースも

少なくありません。




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固定資産税

固定資産税とは、
1月1日時点の所有者に課税される税金です。


相続が発生した場合、


  • ・亡くなった方が支払っていなかった分


  • ・相続後の期間分


については、

 相続人が引き継いで

支払うことになります。


年の途中で相続が発生しても、
「使った月数で日割りになる」

というわけではない点に注意が必要です。




⚪️ よくある勘違い・注意点



⚠︎「相続税がかからない=何もしなくていい」


これは非常によくある誤解です。


相続税がかからなくても、


  • ・相続登記(名義変更)


  • ・固定資産税の引き継ぎ


  • ・遺産分割協議


必ず必要です。


特に近年は、
 相続登記の義務化も始まっており、

「放置」はできなくなっています。



⚠︎「売らなければ税金はかからない」


不動産を相続して
「売らずに持っているだけ」でも、


  • ・固定資産税


  • ・将来売却時の譲渡所得税


が発生する可能性があります。


相続は「受け取って終わり」ではなく、
その後の管理・維持も含めて

考えることが大切です。




⚪️ 生前から知っておくと安心なポイント


不動産相続でトラブルや負担を減らすためには、
生前からの準備がとても重要です。


  • ・不動産の評価額を把握しておく


  • ・名義や権利関係を整理しておく


  • ・家族で方向性を話し合っておく


これだけでも、
相続後の負担は大きく変わります。




【まとめ 】


不動産相続に関する税金は、
知らないと不安が大きくなりがちですが、


  • ・実際には相続税がかからないケースが多い


  • ・評価額は売却価格より低いことが多い


  • ・事前に知っておけば対策できることが多い


という特徴があります。



「うちはどうなんだろう?」
そう思ったタイミングが、

一番の相談タイミングです。



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