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駅から遠い家でも売れる?価格以外で評価される条件と売却のポイントを解説

〈 不動産のノウハウ 〉

藤原 栞里

筆者 藤原 栞里

【ポジティブが取り柄の総務担当】
不動産知識ゼロからスタートし、「自分が疑問に思ったことをそのまま記事にする」スタンスで毎日ブログを執筆中‼︎難しい売却の話も、同じ目線でわかりやすくお伝えします。




【はじめに】



こんにちは。

不動産を売却するときによく気になるのが、
「駅から遠い家だから、なかなか売れないのでは?」ということです。

たしかに、駅徒歩5分や10分の物件と比べると、
駅から離れた住宅は検索条件から外れてしまうこともあります。

特に電車通勤を重視する方にとっては、
駅まで何分か、通勤にどれくらいかかるかといった点は重要です。

でも、実際に住宅を探している方全員が、
「駅近だけ」を希望しているわけではありません。

今回は、駅から遠い家でも売れる理由、買主が価格以外に見るポイントや
売却時に評価されやすい条件を、私なりに分かりやすく整理していきます。





1.「駅から遠い=売れない」ではない



不動産広告を見ていると、

・駅徒歩5分
・駅徒歩10分以内
という表記が目立ちます。

そのため、
・駅徒歩20分
・駅まで自転車
という物件を見ると、どうしても不利に感じます。

もちろん、駅距離は不動産価値を考えるうえで重要な要素です。
ただし、戸建住宅の場合はマンションほど、
駅距離だけですべてが決まるわけではありません。

そのため、
駅から遠いという一点だけで、
「売れない物件」と決めつける必要はありません。



2.むしろ駅から離れることで得られるメリットもある



駅近物件は便利ですが、

・土地価格が高い
・敷地が狭い
・交通量が多い
・人通りが多い
・騒音が気になる

というケースもあります。

一方、駅から少し離れた住宅地では、
・広い土地
・ゆったりした間取り
・駐車場
・庭
・静かな環境
を確保しやすくなります。

つまり、
駅から遠いことが、別のメリットにつながることもあるということです。

戸建住宅では、
この「駅距離と住環境の交換条件」をどう見せるかが重要になります。




3.最も評価されやすいのは「駐車場」



駅から遠い住宅で特に重要なのが、駐車場です。

駅近なら、
「車がなくても生活できる」という方も多いですが、
駅から離れるほど車を使う家庭は増えます。

そのため、
かなり大きなポイントになります。

特にファミリー層では、
夫婦それぞれ車を使うという家庭もあります。

駅徒歩20分でも、
駐車2台可能であれば、その条件を探している方には十分魅力があります。



4.駐車場は「台数」だけでなく停めやすさも重要



駐車2台可能でも、
・縦列駐車
・前面道路が狭い
・間口が狭い

となると、使い勝手が悪く感じることがあります。

特に最近は、
ミニバンやSUVなど大きな車に乗る家庭も多いため、
大型車でも停めやすいかという点も重要です。



5.土地が広いことは大きな強みになる



駅から遠い住宅ほど、
駅近より土地が広いということがあります。

広い土地があれば、

・駐車場2台
・庭
・自転車置場
・物置
などを確保できます。

そのため売却時には、
駅距離よりも、敷地のゆとりをしっかり見せることが大切です。



6.前面道路が広い家は評価されやすい



戸建てでは、
前面道路の広さも意外と重要です。

例えば、
前面道路4mと、前面道路6mでは、
車の出入りや開放感が変わります。

駅から遠くても、

・前面道路が広い
・交通量が少ない
・車庫入れしやすい

という家は、
「車中心の生活をする人」には非常に使いやすいです。



7.静かな住宅地



駅周辺は便利ですが、

・電車音
・交通量
・人通り
・商業施設
などで落ち着かないこともあります。

一方、駅から離れた住宅地では、

・交通量が少ない
・夜が静か
・子どもが歩きやすい
といった環境もあります。

特に、
子育て世帯や静かな暮らしを希望する方にとっては、
駅近よりも住環境を優先することがあります。



8.小学校や中学校までの距離も大切



ファミリー層が住宅を探す場合、
駅までの距離より、
小学校までの距離を気にすることもあります。

子育て世帯には魅力的です。

また、
・通学路が安全
・歩道がある
・交通量が少ない
といった点も評価されます。

売却時には、
「駅徒歩○分」だけではなく、
学校・公園・スーパーへの距離も見せることが大切です。



9.バス停が近い場合はしっかりアピールする



駅まで徒歩では遠くても、

・バス停徒歩2分
・バス本数が多い
という物件なら、交通利便性は変わります。

売却時には、
・バス停までの距離
・駅までの所要時間
・運行本数
などを分かりやすく伝えると良いですね。



10.自転車で駅まで行きやすいかも重要



駅徒歩20分でも、
自転車なら7分ということがあります。

駅前に、駐輪場などがあれば、通勤・通学の選択肢になります。

駅までの距離を説明するときは、
徒歩だけでなく、
自転車・バス・車という複数のアクセス方法を見せると、印象が変わります。



11.日当たりの良さは駅距離より重視されることもある



戸建住宅では、日当たりも大きなポイントです。

駅から近くても、
・周囲に建物が多い
・隣家との距離が近い
・日当たりが悪い
というケースがあります。

一方、
駅から少し離れた住宅地で、
・南向き
・前面が道路
・庭がある
という家なら、非常に明るく開放的です。

家で過ごす時間が長い方ほど、
駅距離より室内環境を重視することがあります。




12.風通しや開放感もアピールポイントになる



土地に余裕のある住宅地では、
・隣家との距離がある
・角地
・道路幅が広い
など、開放感がある家もあります。

これも、
駅近の密集住宅地にはない魅力です。

不動産広告では、
駅から遠いという弱点だけではなく、
「その代わり何が得られるか」を伝えることが大切ですね。




13.築浅住宅は駅距離より建物価値が評価されることもある



例えば、
・築3年
・築5年
・築10年以内
などの比較的新しい家なら、
駅から少し遠くても探している方はいます。

特に、
・新築より安い
・設備が新しい
・すぐ入居できる
という中古戸建ては需要があります。

駅距離だけでなく、
築年数と建物状態も大きな判断材料です。



14.間取りも重要な評価ポイント



最近は、
・4LDK
・広いLDK
・ファミリークローゼット
・シューズクローク
など、
暮らしやすい間取りを希望する方が多いです。

駅徒歩20分でも、
・LDK20帖
・4LDK
・駐車2台
なら、ファミリー層にとって魅力的です。

一方、
駅徒歩10分でも、
間取りが使いにくい敬遠されることもあります。



15.注文住宅やこだわり住宅も評価されることがある



駅から遠くても、
・デザイン性が高い
・収納が多い
・断熱性能が高い
・庭が広い
など、建物に特徴がある場合があります。

すべての人には合わなくても、
その特徴を探している人に届けば、売却につながる可能性があります。

不動産売却では、万人受けだけでなく、
「誰に向いている家か」を明確にすることが大切です。



20.「駅から遠い」を隠すのではなく、メリットをセットで見せる



広告で、
駅徒歩22分とだけ表示すると、
遠いという印象だけが残ります。

でも、
・駅徒歩22分
・駐車2台
・土地45坪
・南向き
・小学校徒歩5分
・スーパー徒歩6分

と書けば、印象は変わります。

大切なのは、
駅距離をごまかすことではなく、
それ以外の価値を具体的に伝えることです。



21.売出価格が相場から高すぎると難しくなる



駅から遠い物件ほど、価格設定は重要です。

売主としては、
「この家には思い入れがある」
「リフォームにお金をかけた」という気持ちがあります。

ただ、買主は周辺の物件と比較します。

駅近物件と同じ価格なら、
「それなら駅近を買おう」となる可能性があります。

そのため、
・立地
・築年数
・土地面積
・建物状態
を踏まえた価格設定が必要です。



22.ターゲットを明確にすると売りやすくなる



駅から遠い戸建てなら、
どんな人に向いている家なのかを考えます。

例えば、
・子育て世帯
・車2台持ち
・庭が欲しい家庭
・在宅勤務
・ペットを飼っている家庭
などです。

こうしたターゲットに合わせて、
広告内容や写真、アピールポイントを変えると、
より伝わりやすくなります。



23.周辺施設の情報は具体的に載せる



売却時には、
・スーパー
・学校
・公園
・病院
・ドラッグストア
・コンビニ
なども具体的に伝えましょう。

例えば、
スーパー約450m
小学校約600m
公園約300mなどです。

「生活便利」と書くより、
実際の距離を示す方が買主は判断しやすいです。



23.周辺施設の情報は具体的に載せる



売却が長引くと、
「やっぱり駅から遠いから売れない」と思ってしまいます。

でも実際には、
・価格が高い
・写真が暗い
・室内に荷物が多い
・広告情報が少ない
・内覧時の印象が悪い

など、別の原因も考えられます。

駅距離は変えられません。
だからこそ、変えられる部分から見直すことが大切です。




【まとめ】



駅から遠い家は、
駅近物件と比べれば交通利便性で不利になることがあります。

ただし、戸建住宅を探している方が重視するのは駅距離だけではありません。

駐車場の使いやすさ、土地の広さ、日当たり、静かな住環境、学校やスーパーへの距離など、
毎日の暮らしに直結する条件も大切な判断材料です。

特に車を中心に生活する家庭や、
子育て世帯、在宅勤務が多い方にとっては、駅から多少離れていても、
「この広さなら住みたい」
「この環境なら暮らしやすそう」
と思える住宅があります。

売却するときに大切なのは、駅から遠いことを隠すのではなく、
その立地だからこそ得られるメリットをきちんと伝えることです◎

不動産には、一つとしてまったく同じ物件はありません。

駅距離だけで価値を判断せず、土地・建物・周辺環境をまとめて見ながら、
その家を必要としている買主へ魅力を届けることが、納得できる売却につながっていくのだと思います。


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