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駐車場2台なら土地は何坪必要?並列・縦列駐車と家の大きさまで初心者向けに解説

〈 不動産のノウハウ 〉

藤原 栞里

筆者 藤原 栞里

【ポジティブが取り柄の総務担当】
不動産知識ゼロからスタートし、「自分が疑問に思ったことをそのまま記事にする」スタンスで毎日ブログを執筆中‼︎難しい売却の話も、同じ目線でわかりやすくお伝えします。



こんにちは。  

土地を探しているお客様から、
「車を2台停めたいのですが、土地は何坪くらい必要ですか?」
という質問をいただくことがあります。

今回は、
「駐車場2台を確保するなら土地は何坪必要なのか?」という疑問について、
駐車場のサイズから土地選びまで詳しく勉強してみたいと思います。




 1.結論|駐車場2台なら土地は30~40坪前後が一つの目安



結論からいうと、
一般的な2階建て住宅で普通車を2台駐車したい場合、
土地面積30~40坪前後が一つの検討ラインになります。

ただし、「30坪あれば必ず2台停められる」という意味ではありません。
土地の形や間口、建物の大きさによって大きく変わります。

例えば、
30坪でも間口が広い整形地なら2台並列駐車できる場合があります。

反対に、
40坪あっても細長い土地や旗竿地では、2台を横並びにできないことがあります。

つまり駐車場を考えるときは、
土地の坪数だけではなく「間口と形」を見ることが重要ですね。


 

2.車1台に必要な駐車スペースはどれくらい?



まず、車1台を停めるために必要なスペースから考えてみます。

国土交通省の資料では、小型車用の駐車ますとして、
幅2.5m×長さ5.0mという寸法例が示されています。

面積にすると、2.5m×5.0m=12.5㎡。
坪に換算すると、約3.8坪です。

単純計算なら2台で、約7.6坪ですが、
住宅の駐車場ではこれだけ確保すれば十分とは限りません⚠︎


 

3.車2台なら最低でも約25㎡



幅2.5m×奥行5mを2台分確保すると、幅5m×奥行5m。
面積は25㎡、約7.6坪になります。

「駐車場2台=約8坪」という数字を見かけることがあります。

ただしこれは、
車を枠の中に停めることだけを考えた数字です。

実際には、

・ドアを開ける  
・子どもをチャイルドシートから降ろす  
・荷物を取り出す  
・車と車の間を歩く

という動作があります。

そのため住宅では、
8~10坪程度を駐車スペースとして見るくらいの余裕があれば安心です。



 4.「駐車できる」と「使いやすい駐車場」は違う



ここは土地選びでかなり重要だと思いました。

図面上、車2台と書いてある土地でも、
実際に停めてみると、

「ドアが開けにくい」
「隣の車に当たりそう」

というケースがあります。

特に子育て世帯の場合、
小さな子どもを車から降ろすためにドアを大きく開けることがあります。

雨の日には、傘をさしながら降りることもあります。

そのため、ギリギリ2台入る駐車場より、
少し余裕のある駐車場の方が毎日のストレスは少ないと思います。



 5.大型車なら奥行6m前後を考えたい



大型ミニバンの場合、車両全長が約5mあります。

奥行5mの駐車場では、ほぼ車だけでいっぱいになります。

後ろの荷物を出したり、車の前を歩いたりすることを考えると、
5.5~6m程度の奥行を取れると使いやすくなります。

例えばアルファード+コンパクトカーという家庭なら、
単純な「普通車2台分」で土地を選ばない方がいいですね。



6.バックドアを開けるスペースも忘れやすい



ミニバンやSUVの場合、
意外と見落としやすいのが、バックドアです。

例えばシエンタの場合、トヨタの資料ではバックドアを開けた際、
車両後端から約880mm後ろまで軌跡が出る参考値が示されています。

つまり、後ろが壁ギリギリでバックドアが開かない。
ということもあり得ます。

駐車場は車体寸法だけでなく、
実際にどう使うかまで考える必要があるんですね。



7.2台並列駐車なら間口がかなり重要



2台分の駐車場で人気なのが、並列駐車です。
車を横に2台並べます。

一般的には、
車1台2.5m程度として、2台なら最低でも約5m。

ただし実際には柱や外壁、車同士の間隔などもあるため、
5.5~6m前後の間口があると計画しやすいと考えられます。



8.並列駐車のメリット



並列駐車の一番のメリットは、どちらの車も自由に出せることです。

夫婦でそれぞれ車を所有している家庭なら、かなり便利です。

毎日のことなので、この差はかなり大きいですよね。



9.縦列駐車なら間口が狭い土地でも2台可能



土地の間口が狭い場合には、縦列駐車という方法があります。
道路から見て、前後に2台停める方法です。

例えば、
・幅3m程度  
・奥行10~12m程度

のスペースがあれば、車種によっては2台分を確保できます。

そのため、
間口の狭い30坪土地でも2台駐車できるケースがあります。



10.ただし縦列駐車は毎日の入れ替えが大変



縦列駐車の問題は、奥の車を出したい場合です。

前の車を出す  
↓  
奥の車を出す  
↓  
前の車を戻す

という作業が必要になることがあります。

毎日使う車が2台ある家庭では、結構面倒です。

そのため、
「土地を少し安くできるなら縦列でもいい」のか、
「多少高くても並列駐車にしたい」のか、
土地探しの段階で決めておいた方がいいと思います。



11.前面道路が狭いと駐車場を広くしても入れにくい



これも非常に重要です。

例えば、駐車スペース幅2.5m。
数字上は車が入ります。

でも前面道路が、幅4mしかない場合は、
道路から90度曲がって駐車する必要があるため、
かなり切り返さなければならないことがあります。

つまり、
駐車場の幅だけを見てはいけないということですね。



12.前面道路4mと6mでは駐車のしやすさがかなり違う



実際の土地を見ると、前面道路4mという住宅地は珍しくありません。
4m道路でも駐車はできます。

ただ、大型ミニバンやSUVなどになると、
何度か切り返しが必要になる場合があります。

一方、前面道路6m程度あれば、車を振るスペースが広くなるため、
比較的駐車しやすくなります。

土地を見るときには、
道路幅員も駐車場の一部くらいの感覚で確認した方がいいと思います。



13.30坪の土地でも車2台は可能?



これはよくある疑問です。

結論として、30坪でも2台駐車できる家はつくれます。
例えば土地100㎡、約30.25坪です。

その中に、
・駐車場約8坪  
・建物1階部分約14~16坪

を配置するイメージです。

2階建てなら、
延床面積28~32坪程度の住宅を計画できるケースがあります。

ただし、

・建ぺい率  
・容積率  
・道路斜線  
・セットバック  
・土地形状

などによって変わるため、「30坪=必ず建つ」とは限りません。



14.35坪くらいあるとプランの自由度が上がる



土地が35坪くらいになると、約116㎡。
30坪土地より約16㎡広くなります。

この16㎡は、約4.8坪です。
住宅では意外と大きいです。

例えば、
・駐車場を少し広げる  
・自転車置き場をつくる  
・玄関アプローチを確保する  
・小さな庭をつくる

といった余裕が出てきます。

そのため、
車2台+30坪前後の2階建て住宅を考える場合、
35坪前後はバランスを取りやすい土地サイズの一つだと思います。



15.40坪あれば2台駐車+庭も考えやすい



40坪は、約132㎡です。

ここまで広くなると、

・駐車2台  
・建物  
・自転車置き場  
・玄関アプローチ  
・ちょっとした庭

等も計画しやすくなります。

40坪前後あると余裕を持ったプランにしやすくなります。



16.40坪でも間口が狭ければ並列2台は難しい



ここが土地探しの難しいところです。

例えば、40坪。

数字だけを見ると、「十分広い!」と思います。

でも、
・間口4m  
・奥行33m

のような細長い土地なら、2台並列駐車は難しくなります。

反対に、32坪でも、
・間口8m  
・奥行13m

のような土地なら、
2台並列+住宅を計画しやすい場合があります。

つまり、
坪数より土地の間口と形状が重要になることも多いということです。



17.カーポートを付けるならさらに注意



車を2台置くなら、
「せっかくだから2台用カーポートも付けたい」という方も多いと思います。

ここで注意したいのが、カーポートの柱。
車自体は入るのに、柱がドアの横に来てしまうということがあります。

またカーポートには、
・柱  
・屋根  
・雨樋

などがあるため、
車だけの寸法より少し広いスペースが必要になります。



18.自転車置き場を忘れない



子育て世帯で意外と問題になるのが、自転車です。

夫婦の自転車。
子どもの自転車。

将来的には、4台。
という家庭もあります。

駐車場を車2台ギリギリで設計すると、自転車を置く場所がありません。

車2台+自転車まで考えておく方がいいですね。



19.EVを考えるならコンセント位置も確認



これから家を建てるなら、EV・PHEVも考えておきたいですよね。

現在はガソリン車でも、
10年後にはEVへ買い替える可能性があります。

その時に、駐車位置と充電設備が遠いと不便です。

新築時なら、将来用配線やEVコンセントなどを考えておくこともできます。



20.電柱が駐車場の前にないか必ず確認



これも現地を見るときの重要ポイントです。

土地の間口は6m。

「2台停められそう!」と思っても、
中央付近に電柱があると、車の出入りが難しくなることがあります。

電柱だけではなく、

・標識  
・街路樹  
・ガードレール  
・側溝

なども確認します。

土地資料だけでは分からないこともあるため、
駐車場を重視するなら現地確認は必須だと思います。



21.土地探しでは「車種」を不動産会社に伝える



土地を探すときは、
「駐車2台希望です」だけでなく、

できれば、具体的な車種まで伝えた方がいいと思います。

車種が分かれば、
車幅と全長を考えて土地を見ることができます。

今後買う予定の車があれば、それも伝えておくといいですね。



【 まとめ 】



今回は、「駐車場2台なら土地は何坪必要?」について勉強してみました。

一般的な目安としては、
車2台の駐車スペースだけなら、約8~10坪程度。

そして2階建て住宅と組み合わせるなら、
土地30~40坪前後が一つの検討ラインになります。

30坪前後でも、

・土地形状が良く  
・間口が広く  
・建物をコンパクトに設計

できれば、2台駐車できる可能性があります。

35坪前後になると、自転車置き場や玄関アプローチなども考えやすくなります。

40坪前後なら、
駐車2台+庭+自転車まで比較的余裕を持って計画しやすくなります。

でも今回調べてみて一番重要だと思ったのは、
「土地が何坪あるか」だけで判断しないこと。

同じ35坪でも、

間口4mの土地。
間口8mの土地。

では、家のつくり方がまったく違います。

さらに、
・前面道路幅  
・車種  
・土地の高低差  
・電柱  
・カーポート  
・自転車置き場  
・建物の大きさ

まで考える必要があります。

特に車を毎日使う方にとって、
駐車場は家の中の間取りと同じくらい重要です。

毎朝、「車を出しにくい……」と感じながら生活するのは結構なストレスですよね。

土地を探すときには、「車2台可」と書いてあるかだけではなく、
実際に自分たちの車を2台停めて、スムーズに出入りできるか。

ここまで確認することが大切だと思います。

これから土地を探される方は、
「土地○坪」という数字だけでなく、
土地の間口・奥行・前面道路・駐車方法にもぜひ注目してみてください。

家づくりでは、
家の間取りを決めてから駐車場を考えるのではなく、建物と駐車場を最初から一緒に考えること。

それが、毎日使いやすく、後悔しにくい家づくりにつながるのではないでしょうか。


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