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家が売れない理由とは?売れにくい家の特徴と見直すべきポイント

〈 売却 〉

藤原 栞里

筆者 藤原 栞里

【ポジティブが取り柄の総務担当】
不動産知識ゼロからスタートし、「自分が疑問に思ったことをそのまま記事にする」スタンスで毎日ブログを執筆中‼︎難しい売却の話も、同じ目線でわかりやすくお伝えします。




【 はじめに 】



大切に住んできた家を売りに出したのに、なかなか問い合わせが入らないと、不安になりますよね。

「価格を下げないと売れないのかな」
「不動産会社に任せたままで大丈夫かな」

このように感じる方も多いのではないでしょうか。

ただ、家が売れないからといって、必ずしも物件そのものに大きな問題があるとは限りません。

売出価格が周辺相場より高かったり、写真や紹介文で魅力が十分に伝わっていなかったり、
内覧時の印象がよくなかったりすることで、購入希望者の候補から外れている場合もあります。

また、築年数が古い家や駅から遠い家、土地の形に特徴がある家でも、
価格設定や販売方法、見せ方を工夫することで、買主が見つかることがあります。

大切なのは、「売れないからすぐに値下げする」のではなく、
どの段階で購入希望者が離れているのかを確認することです。

 

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 1. 家が売れない最大の理由は価格が相場に合っていないこと



家が売れない理由として、まず確認したいのが売出価格です。

売主としては、できるだけ高く売りたいと思うのが当然です。

住宅ローンの残高や住み替え費用、購入時の金額、リフォームにかけた費用などを考えると、
「この金額以下では売りたくない」という希望もあると思います。

しかし、買主は売主が必要としている金額ではなく、
周辺の競合物件や過去の取引価格と比較して購入を判断します。

例えば、同じ地域で似た広さや築年数の住宅が2,500万円前後で販売されているなか、3,000万円で売り出していると、
購入希望者の検索結果には表示されても、比較の段階で候補から外される可能性があります。


◯ 査定価格と売れる価格は同じではない

不動産会社の査定価格は、必ずその金額で売れることを保証するものではありません。

査定では、周辺の成約事例、現在販売中の競合物件、駅からの距離、土地や建物の広さ、
築年数、道路条件などを踏まえて、売却できると予想される価格を算出します。

一方、売出価格は売主の希望も含めて決めるため、査定価格より高く設定することも可能です。

ただし、高く設定しすぎると問い合わせが減り、結果として販売期間が長くなることがあります。




 

 2. 売れにくい家にはどのような特徴がある?



売れにくい家といっても、必ず売却できないわけではありません。

物件の特徴に合わせて価格や販売方法を調整することで、買主が見つかる可能性はあります。

ここでは、一般的に売却へ時間がかかりやすい家の特徴を見ていきます。


◯ 駅から遠く、交通手段が限られている

駅から距離がある住宅は、
電車通勤や通学を重視する人から選ばれにくくなることがあります。

特に
・バスの本数が少ない
・坂道が多い
・夜道が暗い
といった条件が重なると、購入対象者が限られます。

一方で、
・駐車台数が多い
・道路が広い
・静かな住環境がある
・土地が広い

といった魅力があれば、車移動を中心とする家庭に向けて訴求できます。


◯ 築年数が古く、修繕状態が分からない

築年数の古い家では、買主が次のような不安を持つことがあります。

* 雨漏りはないか
* シロアリ被害はないか
* 耐震性に問題はないか
* 給排水管は交換されているか
* 購入後に高額な修繕が必要ではないか

修繕履歴や点検記録が残っていない場合は、
建物の状態が分かりにくいため、買主が購入をためらう可能性があります。

必要に応じて建物状況調査、いわゆるインスペクションを行い、建物の状態を伝える方法もあります。


◯ 土地の形や道路条件に制約がある

旗竿地、間口の狭い土地、不整形地、高低差のある土地、前面道路が狭い土地などは、
建て替えや車の出入りに制約が出ることがあります。

また、建築基準法上の道路へ適切に接していない場合や、
再建築の条件が厳しい物件では、住宅ローンを利用しにくくなることもあります。

こうした物件は一般的な住宅より購入対象者が限られるため、
制約を正確に説明したうえで、土地の広さ、静かな環境、収益利用など別の価値を伝えることが必要です。


◯ 間取りが現在の需要に合っていない

部屋数が多くても、一部屋ずつが狭い住宅や、
廊下が長く生活動線が悪い住宅は、現代の暮らし方に合わないことがあります。

例えば、昔ながらの細かく区切られた間取りよりも、
広いLDK、対面キッチン、収納、家事動線を重視する買主が増えています。

ただし、売却前に大規模なリフォームをすれば、必ず費用を回収できるとは限りません。

リフォーム後のイメージ図や参考プランを用意し、
買主自身が好きな内装へ変更できる物件として提案する方法もあります。


◯ 駐車場がない、または停めにくい

郊外の戸建住宅では、駐車場の有無が購入判断へ大きく影響する場合があります。

駐車スペースがあっても、
・前面道路が狭い
・間口が小さい
・電柱がある
といった場合は注意が必要です。

軽自動車のみ駐車可能なのか、普通車を停められるのかを、
物件資料に正確に記載することが大切です。



 3. 問い合わせがない場合は「価格と広告」を見直す



販売を始めてから問い合わせ自体が少ない場合は、
購入希望者が内覧を検討する前の段階で候補から外している可能性があります。

この場合に確認したいのは、価格と広告内容です。


◯ 検索条件から外れていないか

購入希望者は、
ポータルサイトで価格、地域、間取り、築年数などの条件を指定して検索します。

例えば、予算3,000万円以内で探している人に対し、
物件価格が3,080万円であれば、検索結果に表示されない可能性があります。

わずかな価格差でも、検索される回数が変わることがあります。


◯ 写真が暗い、少ない、分かりにくい

物件写真は、購入希望者が最初に確認する重要な情報です。

次の写真をできるだけ分かりやすく掲載しましょう。

* 外観
* LDK
* キッチン
* 浴室・洗面室
* 各居室
* 収納
* バルコニーや庭
* 駐車場
* 前面道路
* 周辺環境

室内写真を撮る前には、
カーテンを開けて、照明をつけ、生活用品を片付けるだけでも印象が変わります。


◯ 物件の魅力が具体的に伝わっていない

「日当たり良好」「閑静な住宅街」といった一般的な表現だけでは、
他の物件との違いが伝わりにくいことがあります。

例えば、

* 南向きのLDKに午前中から光が入る
* 普通車2台を並列で駐車できる
* 小学校まで徒歩5分
* 1階に水回りをまとめた家事動線
* 直近で外壁と屋根を修繕済み
* 建物状況調査を実施済み

など、暮らしを想像できる情報を掲載することが大切です。





  4. 内覧はあるのに売れない場合は物件の印象を見直す



問い合わせや内覧があるにもかかわらず申込みが入らない場合は、
広告を見たときの期待と、現地を見たときの印象に差があるのかもしれません。


◯ 室内が片付いていない

室内に荷物や家具が多いと、実際より狭く見えることがあります。

特に玄関、LDK、キッチン、洗面室は、購入希望者の印象に残りやすい場所です。

すべての荷物を処分する必要はありませんが、
床やテーブルの上が見える状態にし、収納の中もある程度整理しておきましょう。


◯ においや汚れが気になる

居住中の家では、住んでいる人が気付きにくい生活臭があります。

ペット、たばこ、料理、排水口、湿気などのにおいは、購入希望者が気にするポイントです。

内覧前には換気を行い、水回りや玄関を清掃しましょう。

強い芳香剤で隠すより、原因となる場所を清掃する方が自然な印象になります。




 5. 申込みが入らない理由は建物以外にもある



家そのものに大きな問題がなくても、契約条件が厳しいことで売れない場合があります。


◯ 引渡し時期が限定されている

売主の住み替えや新築工事の都合により引渡し時期がかなり先になると、
すぐに入居したい買主からは選ばれにくくなります。

反対に、短期間での引渡しを求めると、
住宅ローンや現在の住居の解約手続きが間に合わないこともあります。

できるだけ買主の事情に合わせられるよう、引渡し時期に幅を持たせることが有効です。


◯ 契約条件や設備の扱いが分かりにくい

エアコン、照明、カーテン、物置などを残すのか撤去するのかが曖昧だと、
買主が購入後の負担を想像しにくくなります。

また、境界が不明、残置物が多い、建物の不具合について説明がないといった場合も、申込みをためらう原因になります。

販売前に必要書類を整理し、分かっている不具合や修繕履歴を不動産会社へ伝えておきましょう。



 6. 不動産会社の販売活動が物件に合っていないこともある



家の売却では、不動産会社がどのように販売活動を行っているかも重要です。

不動産会社へ依頼しただけで、自動的に買主が見つかるわけではありません。

次の内容を確認してみましょう。

* 不動産ポータルサイトへ掲載されているか
* 写真や物件紹介文は十分か
* 問い合わせ件数はどの程度か
* 内覧後の感想を確認しているか
* 近隣へチラシを配布しているか
* 他社からの紹介に対応しているか
* 売出価格の見直し提案があるか
* 定期的な販売報告があるか

販売期間が長くなっているにもかかわらず、
「もう少し様子を見ましょう」という説明だけで、具体的な改善策が示されない場合は注意が必要です。

問い合わせ数、広告の閲覧数、内覧者の反応、競合物件の動きをもとに、次の対応を相談しましょう。



  7. 家が売れないときに行いたい改善策



◯ 売出価格を見直す

価格変更を行う場合は、
理由なく少額ずつ下げるのではなく、購入希望者の検索価格帯を意識して検討します。

周辺の成約事例、競合物件、新規に販売された物件を確認し、現在の価格に根拠があるかを見直しましょう。


◯ 写真と紹介文を変更する

季節や天候に合わせて外観写真を撮り直したり、明るい室内写真へ差し替えたりします。

文章についても、物件の特徴だけでなく、買主にとっての生活上のメリットが伝わる内容へ変更します。


◯ 室内を整理・清掃する

高額なリフォームをする前に、
片付け、清掃、換気、庭の手入れなど、費用を抑えてできる改善から始めます。

壁紙の目立つ汚れや壊れた網戸など、少額で直せる部分は補修を検討してもよいでしょう。


◯ 売却方法を変更する

仲介での売却が難しい場合は、不動産会社による買取も選択肢です。

買取は仲介より価格が低くなる傾向がありますが、
買主を探す期間を短縮しやすく、室内の荷物や修繕が必要な状態でも相談できる場合があります。

売却期限が決まっている方や、早く現金化したい方は、仲介と買取の両方を比較するとよいでしょう。




 

9. 売却を長引かせないために最初から準備したいこと



家を売り出す前に、次の準備をしておくと販売活動を進めやすくなります。

・周辺の取引価格を確認する
・ 複数の査定内容を比較する
・住宅ローン残高を確認する
・登記済証や測量図などを準備する
・修繕履歴をまとめる
・建物の不具合を把握する
・仲介と買取を比較する
・売却後の手取り額を計算する

査定価格の高さだけで不動産会社を選ぶのではなく、
その価格の根拠、販売方法、対象となる買主層まで説明を受けることが大切です。

経験や地域の取引事例を踏まえた適切な価格設定と、
物件に合った顧客への紹介が、売却活動の重要な要素になります。





【 まとめ 】



家が売れないときは、まず次の点を確認しましょう。

・売出価格が相場より高くないか
・写真や広告で魅力が伝わっているか
・室内が見学しやすい状態になっているか
・建物の状態や修繕履歴を説明できるか
・引渡しなどの条件が厳しくないか
・不動産会社が十分な販売活動を行っているか

問い合わせがない場合は価格や広告・内覧はあるのに申込みがない場合は、
室内の印象や条件に原因がある可能性があります。

価格や販売方法を工夫することで売却できる場合があります。

家が売れないからといって、理由を確認せずに値下げを続けるのはおすすめできません。

問い合わせ数や内覧者の感想、周辺の競合物件を確認し、
原因に合った改善を行うことが大切です。

長期間売れていない場合は、価格の見直しだけでなく、

・写真の撮り直し
・物件紹介文の変更
・建物状態の整理
・不動産会社の販売活動

などを総合的に確認しましょう✳︎

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