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シックハウス症候群とは?新築で起こりやすい?原因や対策をやさしく解説

〈 不動産のノウハウ 〉

藤原 栞里

筆者 藤原 栞里

【ポジティブが取り柄の総務担当】
不動産知識ゼロからスタートし、「自分が疑問に思ったことをそのまま記事にする」スタンスで毎日ブログを執筆中‼︎難しい売却の話も、同じ目線でわかりやすくお伝えします。

シックハウス症候群とは?新築で起こりやすい?原因や対策をやさしく解説



【はじめに】



新築の家やリフォームしたばかりの部屋に入ったとき、
独特のにおいを感じたことはありませんか?

「新築のにおい」と言われることもありますが、
人によってはその匂いで目がチカチカしたり、
頭が痛くなったり、のどがイガイガしたりすることがあります。

このような症状が出る場合、
原因の一つとして考えられるのが
“シックハウス症候群”です。

この記事では、

・シックハウス症候群とは何か
・どんな症状が出るのか
・原因
・新築に多いと言われる理由
・家選びや暮らしの中でできる対策

について、まとめます。




1. シックハウス症候群とは?



シックハウス症候群とは、
住宅の室内空気が原因となって、
体にさまざまな不調が出る状態のことです。

室内の空気環境が悪くなることで、
体調に影響が出てきます。

原因としてよく知られているのは、
建材や接着剤、塗料、家具などから出る化学物質です。

代表的なものには、
ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、
エチルベンゼンなどがあります。

また、化学物質だけではなく、
カビやダニ、ホコリ、湿気、換気不足なども関係することがあります。



2. シックハウス症候群の主な症状



症状は人によってかなり違います。

同じ部屋にいても平気な人もいれば、
強く反応する人もいます。

主な症状としては、
次のようなものがあります。

◯目や鼻、喉の症状
・目の痒み
・鼻水が出る
・鼻がムズムズする
・のどがイガイガする
・咳が出る

◯ 頭や体の症状
・頭痛
・めまい
・吐き気
・倦怠感
・眠気
・動悸のような違和感

◯ 皮膚の症状
・かゆみ
・湿疹
・赤み
・肌のピリピリ感
・乾燥感

症状だけを見ると、
花粉症や風邪、アレルギーと似ている部分があります。

そのため、
自分で断定するのは危険です。

特に、
小さな子ども、高齢者、アレルギー体質の方は
室内環境の影響を受けやすい場合があります⚠︎



3. シックハウス症候群の原因



原因は一つとは限りません。

複数の要因が重なって、
室内の空気環境が悪くなることがあります。


原因⑴:建材や接着剤から出る化学物質

新築住宅やリフォーム後の住宅では、
建材、接着剤、塗料、壁紙、床材などが新しくなります。

これらから揮発性有機化合物、
いわゆるVOCが発生することがあります。

代表的な化学物質には、

・ホルムアルデヒド
・トルエン
・キシレン
・エチルベンゼン
・アセトアルデヒド

などがあります。



原因⑵:家具や日用品から出る化学物質

原因は建物だけではありません。

新しく購入した家具、カーテン、カーペット、棚、
マットレスなどからも化学物質が出ることがあります。

また、日用品も発生源になることがあります。



原因⑶:換気不足

シックハウス対策で特に大切なのが換気です。

建材や家具から化学物質が少しずつ出ていても、
換気がしっかりできていれば室内にこもりにくくなります。

最近の住宅は気密性が高く、
外気が自然に入りにくい家も多くなっています。

気密性が高いこと自体は、
省エネや快適性の面ではメリットがあります。



原因4:カビ・ダニ・湿気

カビやダニも重要です‼︎

湿気が多い家では、
カビが発生しやすくなります。

また、
ダニは温度や湿度、ホコリ、
布製品などの影響で増えやすくなります。

特に注意したい場所は、

・浴室
・洗面所
・クローゼット
・窓まわり
・カーペット
・布団
・エアコン内部

です。

カビやダニが多い室内では
快適な空気環境とはいえません。



4. シックハウス症候群は新築に多い?



シックハウス症候群は、
新築やリフォーム後に起こりやすいです。

その理由は、
建材、壁紙、床材、接着剤、塗料、家具などが新しくなり、
化学物質が発生しやすいタイミングだからです。

特に完成直後の住宅は、
まだ建材や内装材からのにおいが残っていることがあります。

そのため、
入居前後はしっかり換気することが大切です。

ただし、新築だけの問題ではありません

中古住宅でも、

・リフォーム直後
・新しい家具を入れた後

などでは、
室内空気環境が悪くなることがあります。



⚪️ 建築基準法では対策が行われている

現在の住宅では、
シックハウス対策として建築基準法による規制があります。

ただし、ここで注意したいのは、
建築基準法の対策があるから絶対に安心というわけではありません。

建物側の対策がされていても、

・換気設備を止めている
・給気口を閉めている
・家具から化学物質が出ている
・湿気が多くカビが発生している
・芳香剤や防虫剤を多用している

という場合は、
室内空気環境が悪くなる可能性があります。



5. 家を建てる・買うときにできる対策



シックハウス症候群を完全にゼロにすることは
難しいかもしれません。

ただし、家を建てるとき、購入するとき、
住み始めるときに意識することで、
リスクを減らすことはできます◎


対策①:建材や内装材を確認する

家を建てる場合は、
建材や内装材の種類を確認しましょう。

特に確認したいのは、

・壁紙
・床材
・接着剤
・塗料
・合板
・建具

などです。

発散量の少ない建材を選ぶことが大切です。

注文住宅の場合は、
ハウスメーカーや工務店に、

・シックハウス対策はどうなっているか
・使用する建材は何か
・換気計画はどうなっているか
・24時間換気の方式は何か

を確認しておくと安心です。



対策②:24時間換気を止めない

重要なのが、24時間換気です。

24時間換気は、
室内の空気を計画的に入れ替えるための設備です。

音が気になる、電気代が気になるという理由で止めてしまう方もいますが、
基本的には止めない方が安全です。

特に新築やリフォーム直後は、
室内空気を入れ替えることが重要です‼︎

確認したいポイントは、

・換気スイッチを切っていないか
・給気口を閉めっぱなしにしていないか
・フィルターが汚れていないか
・家具で換気口をふさいでいないか

です。

換気設備があっても、
使い方を間違えると効果が下がります⚠︎



対策③:入居前後はしっかり換気する

新築やリフォーム後は、
入居前からしっかり換気することが大切です。

可能であれば、

・窓を開けて空気を入れ替える
・24時間換気を動かしておく
・収納扉を開けておく
・家具搬入後も換気する
・暑い時期は日中に換気する

などを意識しましょう。

収納の中は空気がこもりやすいため、
クローゼットやシューズボックスも開けて換気するとよいです。



対策④:新しい家具にも注意する

新しい家具からも
匂いや化学物質が出ることがあります。

特に、

・合板を使った家具
・大型収納家具
・カーペット
・マットレス
・カーテン
・接着剤を多く使った製品

には注意が必要です。

家具を購入したら、
すぐに密閉した部屋に入れるのではなく、
換気しながら使い始めると安心です。



6.体調不良を感じたらどうする?



症状が強い場合や長引く場合は、
医療機関に相談してください。

シックハウス症候群のように見えても、
別の病気が隠れていることもあります。


⚪️ まず確認したいこと

家の中で症状が出る場合は、
次のことを確認してみましょう。

・どの部屋で症状が出るか
・いつから症状が出たか
・新築・リフォーム・家具購入の直後か
・換気設備は動いているか
・給気口は開いているか

症状が出る場所やタイミングを記録しておくと、
原因を考えやすくなります。


⚪️ 換気を強める

まずできる対策は換気です。

・窓を開ける
・24時間換気を止めない
・サーキュレーターで空気を動かす
・収納の扉を開ける
・換気扇を使う

匂いがこもっている部屋では、
短時間でも空気を入れ替えることが大切です。

症状が続く場合や、原因がわからない場合は、
室内空気中の化学物質濃度を測定する方法もあります。

測定によって、
ホルムアルデヒドやVOCなどの濃度を
確認できる場合があります。



7. 不動産購入・賃貸で確認したいポイント



シックハウス症候群を防ぐには、
家を買う時や賃貸の時にも
確認しておきたいポイントがあります。


⚪️ 新築購入・注文住宅の場合

新築住宅や注文住宅では、
次の点を確認しましょう。

・24時間換気システムがあるか
・換気方式はどうなっているか
・建材のグレードはどうか
・収納内部のにおいはどうか

内覧時は、
見た目だけではなく、
匂いも確認した方がよいです。


⚪️中古住宅・中古マンションの場合

中古住宅では、
新築時の化学物質よりも、
カビ、ダニ、湿気、結露、
リフォーム履歴が重要になることがあります。

リフォーム済み物件の場合は、
リフォーム直後の建材や接着剤の匂いにも注意しましょう。


⚪️ 賃貸の場合

賃貸でもシックハウス対策は大切です。

内覧時には、

・換気扇が動くか
・給気口があるか
・カビ臭くないか
・結露跡がないか
・新しい壁紙や床材のにおいが強くないか

を確認しましょう。

入居後に強いにおいや体調不良を感じる場合は、
管理会社へ相談することも大切です。




【まとめ】



シックハウス症候群とは、
室内の空気環境が原因で、
頭痛、めまい、目やのどの刺激、吐き気、
皮膚のかゆみなどの体調不良が出る状態です。

原因は一つではなく、
建材や家具から出る化学物質、
換気不足、カビ、ダニ、湿気、日用品などが関係することがあります。

特に新築やリフォーム後は、
建材や接着剤、家具などが新しくなるため、
においや化学物質が気になることがあります。

ただし、
新築だけの問題ではなく、
中古住宅や賃貸でも、
換気不足やカビ、ダニによって室内環境が悪くなることがあります。

対策として大切なのは、

・24時間換気を止めない
・窓を開けてこまめに換気する
・建材や家具のにおいを確認する
・カビや結露を放置しない
・芳香剤や防虫剤を使いすぎない
・湿度を管理する
・体調不良が続く場合は医療機関や専門家に相談する

ということです。

家は、
見た目や間取りだけでなく、
毎日吸う空気もとても大切です。

安心して暮らすためには、
家を選ぶときも、住み始めてからも、
室内の空気環境に目を向けておきたいですね。

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