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ペットと暮らす家づくり|床・壁・間取り・収納で後悔しないポイント

〈 住まい選び 〉

藤原 栞里

筆者 藤原 栞里

【ポジティブが取り柄の総務担当】
不動産知識ゼロからスタートし、「自分が疑問に思ったことをそのまま記事にする」スタンスで毎日ブログを執筆中‼︎難しい売却の話も、同じ目線でわかりやすくお伝えします。




【はじめに】



最近は、犬や猫と一緒に暮らすことを前提に家づくりを考える方も増えていますよね。

ペットと暮らす家は、
単に「ペット用の設備を付ければ完成」というものではありません。

例えば、

・床が滑りやすい
・壁が傷だらけになる
・玄関から飛び出してしまう
・トイレの場所が落ち着かない
・ペット用品が思った以上に増える
・ニオイがこもる
・鳴き声や足音が気になる

など、
実際に暮らし始めてから気付くこともたくさんあります。

特に犬や猫は、人間とは目線の高さも、動き方も、落ち着く場所も違います。

そのため家づくりでは、
「人が暮らしやすいか」だけでなく、
「ペットが安全にストレスなく暮らせるか」という視点も大切です。





1.ペットと暮らす家で特に重要なのが床材



犬や猫と暮らす家で、かなり重要なのが床です。

一般的なフローリングは掃除しやすく見た目もきれいですが、
表面が滑りやすいものもあります。

特に犬の場合、走ったときに足が滑ると、

・踏ん張れない
・転びやすい
・関節に負担がかかる

といった心配があります。

そのためペットと暮らす家では、

・滑りにくい
・傷が付きにくい
・汚れを拭き取りやすい

という3つのポイントを意識して床材を選ぶと使いやすくなります。




2.ペット向けフローリングという選択肢もある



最近では、一般的なフローリングだけでなく、
ペット対応フローリングと呼ばれる商品もあります。

ペット対応床材には、

・滑りにくい加工
・傷に強い表面加工
・アンモニアなどによる変色対策

などが施されている商品があります。

特にリビングや廊下など、ペットがよく走る場所には相性が良いですね。

ただし、商品によって、

・滑りにくさ
・質感
・傷への強さ
・価格

は違います。

そのため「ペット対応」と書いてあるだけで決めるのではなく、
サンプルを触ったり、実際の施工例を見たりすることもおすすめです。




3.クッションフロアやフロアタイルも使いやすい



ペットのトイレ周辺や洗面室などでは、

・クッションフロア
・フロアタイル

なども使いやすい素材です。

これらは比較的、

・水や汚れに強い
・掃除しやすい
・部分交換しやすい

というメリットがあります。

例えば犬のトイレスペースだけ床材を変える方法もあります。

家全体を同じ床材にするのではなく、
場所によって床材を使い分けるという考え方も大切ですね。




4.壁は「爪」「汚れ」「ニオイ」への対策を考える



ペットと暮らす家では床だけでなく、壁も傷みやすい場所です。

特に猫の場合、
壁で爪を研ぐということがあります。

犬の場合でも、

・体を壁にこすりつける
・散歩帰りに汚れが付く

といったことがあります。

そのため、

・傷に強い壁材
・汚れを拭き取りやすいクロス
・腰壁

などを使う方法があります。




5.壁紙は「全面高級仕様」にしなくてもいい



ペットがいるからといって、家中を高価な壁材にする必要はありません。

例えば、
床から1mくらいまでを傷や汚れに強い材料にして、その上は通常のクロスにする方法があります。

これならコストを抑えながら、ペットが接触しやすい部分だけ保護できます。

また将来張り替えることを考えると、
交換しやすい素材を選ぶという考え方もあります。

ペット住宅では、
「絶対に傷付かない家」を目指すより、
傷んでも直しやすい家を目指す方が現実的かもしれません。




6.ニオイ対策は「換気」と「素材」の両方から考える



ペットと暮らしていると、どうしても気になるのがニオイです。

住んでいる本人は慣れてしまっていても、
来客時に気付くケースもあります。

そのため、

・換気
・空気清浄機
・消臭機能のある壁材

などを組み合わせる方法があります。

特にペットトイレの周辺には、

・換気扇
・窓
・消臭機能付き建材

などを検討すると使いやすくなります。




7.ペットトイレは最初から置き場所を決めておく



意外と後から困りやすいのが、
ペットトイレをどこに置くかです。

例えば、

・洗面室の近く
・ファミリークローゼットの横
・階段下

など、専用スペースをつくる方法もあります。




8.犬の場合は玄関の飛び出し対策も重要



犬と暮らしている場合、玄関を開けた瞬間に外へ飛び出してしまうことがあります。

そのため、
玄関やリビング、廊下の間にもう一つ扉やゲートを設ける方法があります。

例えば、

玄関
↓
ホール
↓
室内ドア
↓
リビング

というように、扉を二重にすると安心です。

特に道路に面した家では、
玄関から直接道路へ飛び出さないように考えておきたいですね。




9.散歩帰りに足を洗える場所も便利



犬の場合、雨の日や公園で遊んだ後、
足が泥だらけになることがあります。

そこで便利なのが、

・玄関横の外水栓
・立水栓
・洗い場

などです。

玄関に入る前に足を洗えるので、家の中へ汚れを持ち込みにくくなります。

大型犬なら、
ある程度高さのある洗い場をつくる方法もあります。



10.猫には「横」より「縦」の動線も必要



犬と猫では家の使い方が大きく違います。

猫の場合は床だけでなく、
高さのある場所も重要です。

例えば、

・キャットウォーク
・キャットステップ
・棚
・窓台

などを使って、上下に移動できる環境をつくる方法があります。

猫にとって高い場所は、

・周囲を見渡す場所
・安心して休む場所

にもなります。



11.猫の脱走対策も家づくりで考える



猫の場合、

・玄関
・窓
・網戸

などから脱走することがあります。

そのため、

・玄関前に室内ドアを設ける
・脱走防止扉をつける
・網戸を強化する

などの対策があります。

特に来客時や宅配便の受け取り時には玄関を開けることが多いため、
玄関から直接室内がつながらない間取りにすると安心感があります。




12.ペット専用の居場所をつくる



人間にも「自分の部屋」があるように、ペットにも落ち着ける場所があると便利です。

犬なら、

・ケージ
・クレート
・ペットベッド

を置くスペース。

猫なら、

・高い位置の棚
・隠れられるスペース

などです。

例えば階段下を利用して、
ペット専用スペースをつくる方法もあります。

デッドスペースになりやすい場所を活用できるので、間取りとしても効率的です。




13.ペットカメラを設置する場所も考えておく



留守番が多い家庭では、
ペットカメラを設置する方も増えています。

家を建てる段階なら、

・カメラを置く棚
・電源
・Wi-Fi環境

まで考えておくときれいに設置できます。

リビング全体を確認できる場所に設置すれば、
外出先から様子を確認しやすくなります。




14.庭をドッグランにする場合のポイント



犬と暮らす家では、
「庭をドッグランにしたい」という希望も多いですよね。

庭をドッグランとして使うなら、

・フェンスの高さ
・門扉
・足元の素材
・排水

などを考えます。

特に重要なのが、脱走防止です。

犬の大きさやジャンプ力によって必要なフェンスの高さも変わります。

また門扉を開けたときに道路へ直接出られないよう、
二重扉にする方法もあります。




15.人工芝はペット住宅と相性がいい?



庭に人工芝を敷く方法もあります。

人工芝には、
・泥が付きにくい
・雑草対策になる
・見た目がきれい

というメリットがあります。

一方で、
・夏場に表面温度が高くなる
・汚れやニオイが残ることがある

などの注意点もあります。

ペット用として使うなら、

・排水性能
・耐久性
・清掃方法

まで確認したいですね。




16.足音や鳴き声への防音対策も考える



ペットと暮らしていると、
足音や鳴き声が気になることもあります。

特に住宅密集地や二世帯住宅では、周囲への配慮も必要です。

・床材の下に防音材を入れる
・窓を複層ガラスにする
・寝室とペットスペースを離す

などの方法があります。

防音は完成後よりも、
設計段階の方が対策しやすいため、気になる方は早めに相談した方が良いでしょう。




17.ペット用品の収納量は意外と多い



ペットと暮らしていると、想像以上に物が増えます。

そのため家づくりでは、
ペット用品専用収納を考えておくと便利です。

フードなどはまとめ買いすることもあるため、少し大きめの収納があると安心です。




18.中古住宅をペット向けにリフォームする方法もある



ペットと暮らす家は、
新築でなければ作れないわけではありません。

中古住宅を購入して、

・床材をペット対応に変更
・壁を腰壁にする
・ペットドアを設置
・庭にフェンスを設置

などのリフォームをすることもできます。

中古住宅の場合、
購入価格+ペット向けリフォーム費用で予算を考えると、
新築とは違う選択肢が見えてくることもあります。




19.ペットと暮らす家づくりで確認したいポイント



最後に整理すると、ペットと暮らす家では、

・滑りにくい床材か
・壁が傷や汚れに強いか
・ペットトイレの場所
・ニオイ・換気対策
・玄関の飛び出し・脱走対策
・ペット用品の収納
・足洗い場
・ペット専用スペース
・コンセントの位置
・ペットカメラの設置場所
・室温管理
・防音対策
・庭やドッグランの安全性
・掃除のしやすさ
・将来別用途に変更できるか

などを考えておくと、
暮らし始めてからの後悔を減らしやすくなります。





【まとめ】




ペットと暮らす家づくりについて調べてみると、
単にキャットウォークやドッグランを付ければ良いわけではないことが分かりました。

特に大切なのは、
毎日どんな動きをするのかということです。

犬なら、

・散歩に行く
・玄関でリードを付ける
・帰宅後に足を洗う
・リビングで過ごす

という流れがあります。

猫なら、

・高い場所へ移動する
・静かな場所で休む
・トイレへ行く
・窓から外を見る

といった行動があります。

こうした毎日の行動を間取りに落とし込むことで、
人にもペットにも暮らしやすい家になっていきます。

注文住宅を建てる場合は、
「今飼っているペット」だけでなく、
「これから10年、20年どう暮らすか」まで考えておくことが大切です。

ペットは大切な家族の一員です。

人だけに合わせた家ではなく、
家族全員が安心して暮らせる家を考えることが、
ペットと暮らす家づくりで一番大切なポイントなのかもしれません。


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