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新築住宅を買う前に知っておきたいこと

〈 住まい選び 〉

藤原 栞里

筆者 藤原 栞里

【ポジティブが取り柄の総務担当】
不動産知識ゼロからスタートし、「自分が疑問に思ったことをそのまま記事にする」スタンスで毎日ブログを執筆中‼︎難しい売却の話も、同じ目線でわかりやすくお伝えします。




【はじめに】



家を探していると、
「どうせ買うなら新築がいい」と思う方も多いのではないでしょうか。

誰も住んだことのないきれいな室内、新しいキッチンや浴室、最新の設備。
やはり新築住宅には大きな魅力があります。

建売住宅と注文住宅では家づくりの進め方が違いますし、
住宅性能、保証、住宅ローン、税金、補助制度まで確認することがあります。

さらに現在は、省エネ性能も新築住宅選びの大切なポイントです。
2025年4月以降に着工する住宅では、原則としてすべての新築住宅に省エネ基準への適合が義務付けられています。

つまりこれからの新築住宅は、

「新しいかどうか」だけではなく、
「どんな性能の住宅なのか」まで見て選ぶ時代になっています。





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1.「新築住宅」とは?



まず気になったのが、
「何をもって新築住宅と呼ぶの?」ということです。

住宅品質確保法上の「新築住宅」は、
新たに建設された住宅で、建設工事の完了から1年以内かつ、まだ人が住んだことのない住宅をいいます。

つまり、完成したばかりの家でも、
一度誰かが入居している場合には法律上の新築住宅とは扱いが異なります。

また、完成して誰も住んでいなくても、
一定期間が経過すると「新築」という扱いではなくなります。




2.「建売住宅」と「注文住宅」



新築戸建てを探していると、大きく分けて、
建売住宅注文住宅があります。

建売住宅は、土地と建物をセットで購入する住宅です。
すでに完成している住宅だけではなく、建築中や着工前の段階で販売されることもあります。

一方の注文住宅は、
自分で土地を用意して、住宅会社や工務店などと相談しながら家を建てていく方法です。

どちらが良いというものではなく、
予算や希望する間取り、入居時期などによって向き不向きがあります。




3.建売住宅のメリット



建売住宅の大きなメリットは、購入価格が比較的分かりやすいことです。

例えば、

土地+建物=4,280万円
という形で販売されていれば、住宅購入に必要な予算をイメージしやすくなります。

完成済みの物件なら、

・リビングの広さ
・キッチン
・収納
・日当たり
・階段の位置
・隣家との距離

などを実際に確認してから購入できます。

さらに完成している住宅であれば、契約から引渡しまでの期間も比較的短くできます。

「子どもの入学までに引越したい」
「賃貸住宅の更新前に入居したい」

という方にはメリットが大きいですね。




4.注文住宅の魅力



注文住宅の一番の魅力は、自由度です。

例えば、

・広いLDKがほしい
・シューズインクロークをつくりたい
・ランドリールームがほしい
・キッチンを横並びにしたい
・在宅勤務用の書斎がほしい

など、家族の生活に合わせて間取りを考えることができます。

外壁や床材、設備、コンセントの位置なども選べるケースがあります。

ただし自由度が高い分、

「これも付けたい」
「あれもグレードアップしたい」

となり、予算が上がりやすい点には注意が必要です。





5.新築住宅のメリット



新築住宅の分かりやすいメリットが、新しい住宅設備です。

例えば、

・食器洗い乾燥機
・浴室暖房乾燥機
・節水型トイレ
・高効率給湯器
・複層ガラス
・宅配ボックス

など、以前より便利で省エネ性能の高い設備が採用されている住宅も増えています。

何が標準仕様で、何がオプションなのかを確認しておくことが大切です。




6.新築住宅には「10年間」の重要な保証がある



新築住宅を購入するときに知っておきたいのが、住宅の保証制度です。

住宅品質確保法では、新築住宅について、
売主や施工会社は構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分について10年間の責任を負います。

具体的には、

・基礎
・柱
・梁
・耐力壁
・屋根
・外壁

など、建物の安全性や雨漏りに関係する重要な部分です。

さらに、新築住宅を供給する事業者には、
万一の際に補修できるよう、保険への加入または保証金の供託による資力確保措置が義務付けられています。

ただし、

「家のすべてが10年間無料保証」という意味ではありません。

設備や内装などについては、
メーカーや住宅会社ごとに保証期間が異なりますので確認が必要です。




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7.2025年から新築住宅の省エネ基準が変わった



最近の新築住宅で特に知っておきたいのが、省エネ性能です。

2025年4月1日以降に着工する住宅については、
原則としてすべての新築住宅に省エネ基準への適合が義務付けられています。

以前はすべての新築住宅が義務対象だったわけではありません。

これから住宅を購入するなら、

「新築だから暖かい」ではなく、
具体的にどの省エネ性能なのかまで確認したいですね。




8.省エネ基準・ZEH水準・GX志向型住宅は何が違う?



新築住宅を探していると、

「ZEH水準住宅」
「長期優良住宅」
「GX志向型住宅」

という言葉を見ることがあります。

少し分かりにくいですよね。

簡単に整理すると、省エネ基準適合住宅よりもさらに高い省エネ性能を持つ住宅として
ZEH水準住宅などがあります。

さらに2026年の「みらいエコ住宅2026事業」では、
ZEH水準を大きく上回る性能を持つ住宅としてGX志向型住宅も補助対象になっています。

同制度におけるGX志向型住宅では、
戸建住宅について原則として断熱等性能等級6以上など、高い省エネ性能が求められています。

性能が高くなるほど建築コストが上がる場合がありますが、
冷暖房費や快適性、将来の住宅価値なども含めて比較したいところです。





9.2026年は新築住宅向けの補助制度もある



住宅価格が上昇している中、補助制度についても気になります。

2026年には国の「みらいエコ住宅2026事業」が実施されており、一定の新築住宅について補助があります。

2026年8月時点の制度では、一定の床面積・立地・性能などの要件を満たす場合、

・GX志向型住宅:最大125万円/戸
・長期優良住宅:最大80万円/戸
・ZEH水準住宅:最大40万円/戸

などの補助が設定されています
。地域区分などによって補助額は異なります。

また、長期優良住宅とZEH水準住宅は、
原則として子育て世帯または若者夫婦世帯が対象となるなど、それぞれ条件があります。

制度自体があっても予算上限に達すると受付終了となる場合があるため、

契約する前に対象住宅・対象事業者・申請状況を確認することが重要です。




10.新築住宅のデメリット① 中古住宅より価格が高くなりやすい



新築住宅の一番分かりやすいデメリットは価格です。

同じエリア、同じ程度の土地・建物面積なら、
中古住宅より新築住宅の方が価格が高くなることがあります。

例えば、

新築戸建て4,500万円築10年の中古戸建て3,500万円なら、その差は1,000万円です。

中古住宅に500万円かけてリフォームしても、総額では中古の方が安い可能性があります。




11.デメリット② 完成後のイメージが分かりにくい



建売住宅でも完成前に販売されることがあります。

図面上ではLDK16帖と書いてあっても、

・家具を置くと狭く感じる
・キッチンや階段の位置によって使えるスペースが違う

といったことがあります。

完成前に購入する場合は、

・図面
・同じ会社の完成物件
・モデルハウス
・設備仕様書

などを確認しながらイメージしましょう。




12.土地を見るときは「家以外」にも注目



戸建ての新築住宅では、建物ばかりに目が向きがちですが、土地も重要です。

確認したいのは、

・前面道路の幅
・土地の高低差
・隣家との距離
・日当たり
・駐車場への入りやすさ
・周辺の交通量
・ハザードマップ

などです。

建物は将来リフォームできますが、土地の場所や道路条件は簡単には変えられません。



13.新築住宅を購入する前に確認したいポイント



新築住宅を購入する前には最低でも、

①土地・周辺環境
②建物の間取り
③耐震性能
④断熱・省エネ性能
⑤標準仕様とオプション
⑥保証・アフターサービス
⑦住宅ローンを含めた総予算
⑧補助金・税制優遇
⑨将来のメンテナンス費用

を確認したいところです。

新築住宅は見た目がきれいなので、
つい、「ここに住みたい!」という気持ちが先に出てしまいます。

でも住宅は長期間所有する大きな買い物です。

その場の印象だけではなく、10年後・20年後まで考えて選ぶことが大切ですね。






【まとめ】



新築住宅の魅力は、
やはり誰も住んでいないきれいな住宅で新生活を始められることです。

設備も新しく、購入してすぐ大規模な修繕が必要になる可能性も比較的低いため、安心感があります。

ただ、今回調べてみて感じたのは、
「新築」というだけで住宅の内容がすべて同じではないということです。

建売住宅なのか注文住宅なのか。

耐震性能はどうなのか。

断熱・省エネ性能はどの程度なのか。

保証はどこまで付いているのか。

将来どのくらい修繕費がかかりそうなのか。

こうした部分まで見て初めて、
自分たちに合った住宅かどうかが分かります。

特に2025年4月以降は原則すべての新築住宅で省エネ基準への適合が義務付けられ、
新築住宅選びでも性能を確認することがこれまで以上に重要になっています。

さらに2026年には、省エネ性能の高い住宅を対象とした補助制度も実施されています。

これから新築住宅を探す方は、

「新築だから安心」ではなく、
「この家はどんな性能で、どんな暮らしができるのか」という視点で比較してみるのがおすすめです。

住宅価格、立地、間取り、性能、住宅ローン、将来の維持費まで含めて考えることで、
購入後の後悔を減らしやすくなると思います。



※本記事は2026年8月時点で確認できる国土交通省等の公表情報をもとにした一般的な内容です。補助制度や税制、住宅ローン、住宅性能等の条件は住宅や取得時期によって異なります。実際に購入する際は、不動産会社・住宅会社・金融機関・税務署等へ個別にご確認ください。


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