
空き家リノベーションのメリットデメリット
空き家リノベーションとは?〜メリット・デメリット・費用相場・枚方市の補助金までやさしく解説〜
【はじめに】
最近、「空き家をリノベーションして住む」
という考え方が少しずつ増えてきています。
新築住宅はもちろん魅力がありますが、
土地価格や建築費が上がっている今、
空き家や中古住宅を上手に活用するという選択肢も
増えてきました。
空き家と聞くと、
・古そう
・修理費が高そう
・住めるのか不安
・手続きが難しそう
というイメージを持つ方も多いと思います。
状態の良い空き家をきちんと調査して、
必要な部分をリノベーションすれば、
費用を抑えながら理想の住まいに近づけられます✳︎
特に枚方市のように、
住宅地が多く、古い戸建や中古住宅もある地域では、
空き家の活用はこれから大切なテーマになっていくと思います‼︎

1. 空き家リノベーションとは?
空き家リノベーションとは、
使われていない住宅を、
今の暮らしに合うように改修して再利用することです。
単なる修理や原状回復ではなく、
間取りや設備、内装、性能などを見直して、
住みやすい家に変えていくイメージです。
よく似た言葉に「リフォーム」があります。
ざっくり分けると、
リフォームは古くなった部分を元の状態に近づける工事、
リノベーションは住まいの価値や使い方を大きく変える工事
と考えるとわかりやすいです。
たとえば、
古くなった壁紙を張り替えるだけならリフォームに近いです。
一方で、
細かい部屋をつなげて、
広いリビングにするような工事はリノベーションに近いです。
2. 空き家をリノベーションするメリット
空き家リノベーションには、
いくつかの大きなメリットがあります。
メリット⑴:新築より費用を抑えられる
空き家リノベーションの大きな魅力は、
新築よりも総額を抑えられる可能性があることです。
新築の場合、
土地代に加えて建物の建築費がかかります。
最近は建築資材や人件費も上がっているため、
希望のエリアで新築を建てようとすると、
予算が大きくなることもあります。
一方で、
空き家を購入してリノベーションする場合、
建物を活用できる分、費用を抑えられる可能性があります◎
もちろん、
建物の状態が悪ければ修繕費が高くなるため、
必ず安くなるわけではありません。
状態の良い空き家を選べば、
予算内で希望の住まいを作りやすくなります。
メリット⑵:希望エリアで選択肢が広がる
人気のエリアでは、
新築用地がなかなか出ないことがあります。
特に、
駅に近い場所や学校区が人気の地域では、
更地や新築分譲地が少なく、出ても価格が高くなりがちです。
しかし、
空き家や中古住宅まで選択肢を広げると、
希望エリアで住まいを探しやすくなります。
メリット⑶:自分好みの住まいに変えやすい
建売住宅の場合、
すでに間取りや内装が決まっています。
空き家リノベーションでは、
建物の構造上できる範囲には限りがありますが、
内装や設備、間取りを
自分たちの暮らしに合わせて変えやすいです✳︎
たとえば、
・広いLDKにしたい
・家事動線を良くしたい
・収納を増やしたい
・在宅ワークスペースを作りたい
・ホテルライクな内装にしたい
など、好みに合わせた住まいづくりができます。
メリット⑷:地域の空き家問題対策にもつながる
空き家をリノベーションして住むことは、
自分たちの住まいづくりだけでなく、
地域にとっても良い影響があります。
空き家が放置されると、
建物の老朽化、景観の悪化、防犯面の不安、草木の繁茂、
近隣トラブルなどにつながる可能性があります。
使われていない家に新しく人が住むことで、
地域の雰囲気が明るくなり、
街の活性化にもつながります‼︎

3. 空き家リノベーションのデメリット・注意点
空き家リノベーションには注意点もあります。
デメリット⑴:建物の状態によって費用が大きく変わる
空き家リノベーションで一番注意したいのは、
建物の状態です。
表面的な内装だけをきれいにしても、
構造部分や屋根、配管に問題があると、
後から大きな修繕費がかかることがあります。
空き家を購入する前には、
できれば建築士や専門業者に
建物の状態を確認してもらうことが大切です。
デメリット⑵:希望通りの間取りにできない場合がある
リノベーションでは、
何でも自由に変えられるわけではありません。
建物の構造上、抜けない柱や壁があります。
特に木造住宅では、
耐震性に関わる壁を簡単に撤去できないことがあります。
また、
水回りの位置を大きく変えると、
配管工事が増えて費用が高くなることもあります⚠︎
購入前に
「この家でどこまで希望の間取りが実現できるか」
を確認することが重要です。
デメリット⑶:工事中に追加費用が出ることがある
空き家リノベーションでは、
工事を始めてから初めて気付く問題もあります。
壁や床をめくってみると、
柱が傷んでいたり、配管が想像以上に古かったり、
雨漏りの跡が見つかったりです。
その場合、
当初の見積もりより費用が増えることがあるので注意です⚠︎
追加工事に備えて余裕資金を見ておく方が安心です。
4. 空き家リノベーションの大まかな費用相場
空き家リノベーションの費用は、
建物の広さ、築年数、傷み具合、工事内容によって大きく変わります。
一般的には次のようなイメージです。
工事内容 費用の目安
・壁紙・床など内装中心 約100万円〜300万円
・キッチン・浴室・洗面・トイレ交換 約300万円〜800万円
・間取り変更を含むリノベーション 約800万円〜1,500万円
・耐震補強・断熱改修も含む大規模工事 約1,500万円〜2,500万円以上
・建て替えに近いフルリノベーション 約2,000万円以上になる場合も
見た目を少し綺麗にするだけなら
数百万円で済む場合もあります。
しかし、
屋根、外壁、耐震、断熱、水回り、配管までしっかり直すと、
1,000万円を超えることもあります。
特に費用が大きくなりやすいのは、
次のような工事です。
・浴室の交換
・キッチンの移動
・間取り変更
・耐震補強
・断熱改修
・屋根の葺き替え
・外壁補修
・給排水管の交換
・シロアリ被害の補修
見た目だけを整えると最初は安く見えますが、
後から修繕が必要になれば、
結果的に高くつくこともあります。
5. 枚方市の空き家リノベーションに関する補助金
枚方市には、
空き家の活用を支援する制度として、
枚方市若者世代空き家活用補助制度があります。
この制度は、
市内の空き家を活用して若者世帯や子育て世帯を応援するもので、
空き家の除却、新築、リフォームにかかる工事費用に対して、
最大100万円の補助を行う制度です。
対象となる空き家については、
昭和56年5月31日以前に着工された、
居住されていない一戸建て住宅または長屋住宅
とされています。
ここで特に注意したいのは、
必ず各種契約前に住宅まちづくり課へ
事前協議書を提出するよう案内されています。
補助金を検討する場合は、
物件を決める前や契約する前の段階で、
枚方市の窓口や不動産会社に確認することが大切です。
⚪️ 補助金を使うときのチェックポイント
補助金を検討するときは、
次の点を確認しておきましょう。
・自分が対象世帯に該当するか
・対象となる空き家か
・物件の築年数や着工時期
・対象エリアに入っているか
・契約前に事前協議が必要か
・リフォーム内容が対象になるか
・予算枠が残っているか
・他の補助金と併用できるか
・工事前の申請が必要か
補助金はとても助かる制度ですが、
条件が細かく、年度によって内容が変わることもあります。
必ず最新情報を確認してから進めることが大切です。
6. 空き家問題について
空き家は、
全国的にも大きな問題になっています。
総務省の住宅・土地統計調査では、
全国の空き家数は900万戸、空き家率は13.8%で、
いずれも過去最高とされています。
大阪府の空き家率は14.2%とされ、
全国値13.8%を上回っています。
空き家が増える原因には、
・相続したが使い道が決まらない
・解体費用がかかる
・売却するにも荷物が残っている
・遠方に住んでいて管理できない
・家族間で話し合いが進まない
・古くて貸すにも売るにも不安がある
などです。
空き家をそのまま放置すると、
建物はどんどん傷んでいきます。
老朽化が進めば、台風や地震のときに
屋根材や外壁が飛散する危険もあります。
空き家問題は、
所有者だけの問題ではなく、
地域全体の問題にもなってきています。
だからこそ、
・売却する
・賃貸に出す
・リノベーションして住む
・解体して土地活用する
・親族で使い道を話し合う
など、早めに方向性を決めることが大切です。
空き家は、状態が良いうちに動けば、
売却やリノベーション・賃貸活用などの可能性が広がります。
7. 空き家リノベーションを成功させるための流れ
空き家リノベーションを考える場合は、
順番を整理して進めることが大切です。
① 目的を決める
まずは、
何のために空き家をリノベーションするのかを決めます。
・自分たちが住むため
・親世帯と近くに住むため
・賃貸に出すため
・事務所や店舗にするため
・将来売却しやすくするため
目的によって、
必要な工事内容や予算が変わります。
↓
② 物件の状態を確認する
空き家を選ぶときは、
見た目だけで判断しないことが大切です。
確認したいポイントは、
・雨漏りがないか
・シロアリ被害がないか
・基礎に大きなひびがないか
・屋根や外壁が傷んでいないか
・配管が古くないか
・耐震性に問題がないか
・再建築できる土地か
・接道条件に問題がないか
です。
特に、再建築不可の土地や接道に
問題がある土地は注意が必要です⚠︎
リノベーションはできても、
将来の建て替えが難しい場合があります。
↓
③ 見積もりを取る
購入前に、リノベーション費用の目安を確認しましょう。
物件価格が安くても、
工事費が高ければ総額は大きくなります。
「物件価格+工事費+諸費用」で比較することが大切です。
↓
④ 補助金を確認する
枚方市で空き家活用を考える場合は、
補助金の対象になるか確認しましょう。
特に、
契約前の事前協議が必要な制度は、
順番を間違えると使えなくなる可能性があります。

【まとめ】
空き家リノベーションとは、
使われていない家を修理・改修して、
今の暮らしに合う住まいとして再活用する方法です。
新築を建てるより費用を抑えられる場合があり、
希望するエリアで住まいを見つけやすいこともあります。
また、
間取りや内装を自分好みに変えられるため、
古い家でも工夫次第で
暮らしやすい住まいに生まれ変わらせることができます✳︎
ただし、
購入前には次のような点を確認することが大切です。
・雨漏りがないか
・シロアリ被害がないか
・耐震性に問題がないか
・屋根や外壁が傷んでいないか
・水回りや配管が古くないか
・リノベーション費用がどれくらいかかるか
特に築年数が古い家は、
工事を始めてから追加費用が出ることもあります。
そのため、
物件価格だけで判断せず、
購入費用+リノベーション費用+諸費用
を合わせて考えることが大切です。
また、
枚方市では
空き家のリフォームなどに使える補助制度があるので
確認してみてください。
空き家リノベーションは、
古い家をただ直すだけではなく、
住まいとしての価値をもう一度つくる方法です。
空き家を所有している方や、
中古住宅を活用したい方は、
まず建物の状態と費用を確認することから始めてみるのがおすすめです✳︎
