
平屋のメリット・デメリットとは?〜建てる前に知っておきたいこと〜
平屋のメリット・デメリットとは?〜人気の理由や費用差、建てる前に知っておきたいこと〜
【はじめに】
少し前までは、平屋というと
「広い土地がある人向け」「昔ながらの家」
というイメージを持つ方も多かったかもしれませんが、
今は若い世代のご家族や子育て世帯でも
関心を持つ方が増えているようです✳︎
実際に、
一戸建て着工戸数に占める平屋の割合は
2016年の8.3%から上昇を続け、
2024年には16.8%まで伸びたとされています。
少なくともここ数年、
平屋人気が強まっています‼︎
平屋には魅力がたくさんある一方で、
土地の広さや建築費、防犯面など、
事前に知っておいた方がいい注意点もあります。
今回は、
・平屋とはどんな家なのか
・なぜ人気なのか
・メリット・デメリットは何か
・建築費は普通の家とどう違うのか
を、できるだけわかりやすく整理します。
平屋とは?二階建てとの違い
平屋とは、
ワンフロアで生活空間が完結する
一階建ての家のことです。
リビングも寝室も水まわりも、
基本的にはすべて同じ階にまとまっています。
二階建てとのいちばん大きな違いは、
やはり階段がないことです。
これだけ聞くと単純に思えますが、
この違いが暮らしやすさにかなり影響してきます。
たとえば二階建てなら、
・洗濯物を持って上下移動する
・掃除機を持って階段を上がる
・子ども部屋や寝室が別階になる
・年齢を重ねたときに階段移動が負担になる
といった場面がありますよね。
一方で平屋は、
移動がすべて同じフロアで済みます。
平屋の特徴として
階段がなくフラットな空間にしやすいことや、
間仕切りの制約が比較的小さく、暮らしに合わせた設計をしやすいこと
があります。
平屋が人気な理由
平屋が人気になっている理由を、
簡単にまとめると次のようになります。
・生活動線がシンプルで暮らしやすい
・将来を見据えて住みやすい
・家族の気配を感じやすい
・開放感のある間取りにしやすい
・おしゃれな外観や暮らし方のイメージがある
特に最近は、
「今だけ便利」ではなく、
子育て期から老後まで長く住みやすい家を考える方
が増えている印象があります。
平屋は階段がないので、
子どもが小さい時期も安心しやすく、
将来足腰に不安が出てきたときも暮らしやすいのが
魅力です。
また、平屋はワンフロアで移動しやすく、
家事動線が短くなり、家族の気配を感じやすい点も人気な理由です‼︎
人気の理由を一言でいうなら、
「暮らしやすさ」と「見た目の魅力」が両立しやすいから
だと思います。

平屋のメリット
平屋にはいろいろな良さがありますが、
特に大きいのは次の点だと思います。
⑴ 階段がなく、移動が楽
これは平屋の一番わかりやすいメリットです。
洗濯、掃除、片付け、子どもの見守りなど、
毎日の家事がワンフロアで完結するので、
移動の負担が少なくなります。
日々の細かい動きが積み重なると、
かなり差が出そうです。
⑵ バリアフリーにしやすい
平屋は段差を少なくしやすく、
将来の暮らしにも対応しやすいです。
家は長く住むものなので、
老後まで考えるとかなり大きなポイントです。
平屋はバリアフリー目的にも向いているとされていて、
将来の介護や移動負担の軽減を見据える人にも
選ばれやすいようです。
⑶ 家族との距離が近くなりやすい
平屋は家族全員が同じ階で過ごすので、
自然と顔を合わせやすくなります。
ワンフロアに住空間がまとまることで、
家族とのコミュニケーションが取りやすいです。
小さいお子さんがいるご家庭では、
・子どもの様子を見守りやすい
・家族がそれぞれ別階にこもりにくい
・リビング中心の生活を作りやすい
という良さがあります。
⑷ 構造的に安定しやすい面がある
平屋は建物の重心が低く、
台風や地震に対して比較的強いと言われています。
もちろん具体的な耐震性は設計や構造によりますが、
一般的には低重心であることは
プラスに働きやすいようです。
⑸ 開放感のある空間をつくりやすい
平屋は上下で空間を分けない分、
天井を高くしたり、中庭やウッドデッキと繋げたりして、
広く感じる住まいを作りやすいです。
コンパクトでも、
見せ方次第でかなり気持ちの良い家になりそうです❇︎
平屋のデメリット
平屋は魅力が多いですが、
正直良いことばかりではありません。
ここを知らずに進めると、
あとで「思っていたのと違った」となりやすいです。
⑴ 広い土地が必要になりやすい
ワンフロアにすべての部屋をまとめるので、同じ延床面積なら二階建てより建築面積が大きくなります。
そのため、希望する広さの平屋を建てようとすると、ある程度広い土地が必要になることが多いです。
これはかなり現実的な問題で、土地代が高いエリアだと、建物より土地条件の方がハードルになることもあると思います。
⑵ 坪単価が高くなりやすい
平屋は「階段がないから安そう」と思われがちですが、
同じ延床面積なら坪単価は
平屋の方が高くなりやすいとされています。
平屋は屋根と基礎の面積が二階建てより大きくなるため、
その分の工事費が上がって
坪単価が高くなることがあると言われています。
⑶ 採光や風通しに工夫が必要
平屋はすべての部屋が一階にあるので、
周囲に建物が多い土地では
日当たりや風通しに苦労することがあります。
特に住宅密集地では、
部屋の位置によって暗くなりやすいケースがあります。
⑷ 防犯面の工夫が必要
平屋はすべての窓や出入口が一階に集まるので、
防犯対策はしっかり考えたいところです。
平屋は防犯面から不安を感じる人がいることに触れた上で、
窓の位置や外構計画、防犯設備の工夫が
大切だとされています。

平屋の建築費用
ここは特に気になる方が多いと思います。
結論からいうと、
平屋は同じ広さの二階建てと比べると、
坪単価が高くなりやすいです。
理由はシンプルで、
基礎や屋根の面積が広くなりやすいからです。
LIFULL HOME'Sでは、
平屋の坪単価の相場を60万~80万円程度と紹介しています。
ただし、
これはあくまで一般的な目安で、
仕様や設備、構造、地域差でかなり変わります。
ここで大事なのは、
坪単価が高い=必ず総額が高いとは限らない
ということです。
二階建ては階段スペースが必要だったり、
場合によっては二階トイレや二階洗面などの設備が増えたりします。
一方で平屋は、構造をシンプルにできるケースもあります。
つまり費用の見方としては、
・同じ広さなら平屋の坪単価は高くなりやすい
・ただし間取りや設備次第で総額の差は変わる
・土地条件まで含めて見ないと判断を誤りやすい
となります。
平屋を建てるときの注意点
平屋を考えるならここは押さえておきたい
というポイントを整理します。
平屋は建物だけでなく、
土地との相性がとても大切です。
希望の間取りが入るかだけでなく、
・駐車場が取れるか
・庭や通路を確保できるか
・隣家との距離はどうか
・日当たりは確保できるか
まで見ておかないと、
平屋の良さが出にくくなります。
⚪️間取りで採光を工夫する
中庭、コの字型、L字型、天窓、勾配天井など、
光の取り入れ方に工夫が必要なケースがあります。
平屋は「広いから明るい」とは限らないので、
ここはかなり設計力が出る部分だと思います。
⚪️防犯計画を最初から考える
防犯ガラス、シャッター、窓配置、人感センサー、外構の見通しなど、
防犯対策は後回しにしない方がいいです。
特に道路から見えにくい位置の窓や庭は要注意です。
⚪️複数パターンで見積もりを取る
これはかなり大事です。
平屋に憧れがあっても、
二階建て案も一度比較した方がいいと思います。
平屋と二階建てで悩む場合は、
両方で見積もりを出してもらうのがオススメです。
【まとめ】
平屋とは、
生活空間がワンフロアにまとまった一階建ての家です。
階段がなく、家事動線が短く、家族の気配を感じやすいことから、
最近ますます人気が高まっています。
ただし平屋は、
ただ流行っているから選ぶものではなく、
土地条件・予算・暮らし方に本当に合うかを見て選ぶ家
だと思いました。
暮らしやすさの満足度は高くなりやすい一方で、
設計や土地選びを甘く見ると後悔しやすいので、
気になる方は
平屋案と二階建て案の両方で比較しながら
検討するのがおすすめです❇︎
