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築古物件は“解体”より“売却”すべき?

〈 家・土地 売却 〉

藤原 栞里

筆者 藤原 栞里

【ポジティブが取り柄の総務担当】
不動産知識ゼロからスタートし、「自分が疑問に思ったことをそのまま記事にする」スタンスで毎日ブログを執筆中‼︎難しい売却の話も、同じ目線でわかりやすくお伝えします。


おはようございます!私の住んでいるところはいわゆる田舎で、土地開発も終わってしまい、空き家が増え続ける一方なんですよね…

実際のところ空き家の活用方法として、解体するのか売却するのかという点で非常に悩むケースもそう少なくありません。

本日のブログは「築古物件は解体or売却」どちらがいいのかを解説していきます!




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築古物件は“解体”より“売却”すべき?判断ポイント3選

〜リノベ需要が高まる今、損をしない選択とは〜



【はじめに】


築30年以上の家を相続したり、長年住んできた実家を手放すとき、
多くの人が悩むのが「解体して更地にするべきか、それとも建物付きで売るべきか」という判断です。


老朽化した家は一見「価値がない」と思われがちですが、
近年はリノベーションブームや古民家カフェ・民泊人気の高まりなどにより、
「築古=売れない」時代ではなくなってきています。


この記事では、築古物件を売却すべきか解体すべきかを判断するための
3つの重要ポイントを解説します。
最後には、実際に「売却を選んで得をした」ケースも紹介します。











【① 築古物件にも“建物の価値”が残っている場合がある】


解体を検討する人の多くは「古いから価値がない」と決めつけてしまいます。

しかし、不動産の査定では「古さ=無価値」とは限りません。


特に以下のようなケースでは、建物自体に十分な価値が残っていることがあります。


  • ・構造がしっかりしており、再利用可能(鉄骨造・RC造など)


  • ・昭和レトロな内装・間取りがリノベ物件として人気


  • ・古民家や平屋など、今の新築では手に入らない魅力がある


  • ・DIY・再生目的で購入する層が増加している


たとえば最近では、築40年以上の木造住宅を購入して
自分でリノベーションして住む若年層やクリエイター層が増えています。


SNSを通じて「古い家を自分の手で再生する」スタイルが人気になり、
特に関西圏では枚方市や寝屋川市、京都南部などで
“古家付き土地”が一定の需要を保っています。


つまり、築年数だけで「解体前提」とするのはもったいない。
まずは一度、不動産会社に「古家付き土地」として査定を依頼することが大切です。




【② 解体にはコストとリスクが伴う】


解体を選ぶ前に必ず知っておきたいのが、解体工事のコストとリスクです。


一般的に、木造住宅を更地にするには
1坪あたり3〜5万円前後の費用がかかります。


30坪の家なら約90万〜150万円。
さらに、アスベスト(石綿)や廃棄物処理の費用が発生すると、
200万円を超えるケースも珍しくありません。


また、解体には次のような注意点があります。


  • ・更地にすると固定資産税が高くなる
    建物がある場合は「住宅用地特例」で税が軽減されていますが、
    解体して更地にすると、その特例が外れて税額が3〜6倍になることがあります。


  • ・再建築不可の土地は売れなくなるリスク
    古家を壊してしまうと、建築基準法上「再建築ができない土地」になるケースも。
    特に接道要件(道路幅員や位置指定)が厳しい場所では要注意です。


つまり、“解体=売りやすくなる”とは限らないのです。


むしろ、売却前に解体してしまうことで
「再建築不可」「税負担増」「解体費の自己負担」など
三重苦に陥ることもあります。







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【③ 今は“リノベ需要”が高まっているタイミング】


築古物件の売却を検討するうえで、今がチャンスと言われる理由の一つが、
中古住宅リノベーション市場の拡大です。


国土交通省の調査によると、
リフォーム・リノベーション市場は年々拡大傾向にあり、
特に都市近郊では「中古+リノベ」を選ぶ若年層が急増しています。


新築価格の高騰や資材高を背景に、
**“安く買って、自分らしくリノベする”**というライフスタイルが定着しつつあるのです。

また、地方や郊外では古民家を活用した
カフェ、宿泊施設、シェアスペースの需要も伸びています。


つまり、築古物件は「解体して更地にする」よりも、
“再生して活用したい”という買い手が増えている状況なのです。


さらに、リノベーション向け物件を探している不動産会社や投資家も多く、
現状のまま売却しても十分な価値が付くケースがあります。


【 最近増えているリノベーション物件の特徴とは?】


ここ数年でリノベーション市場は大きく変化しています。
以前は「古い家を新築同様に直す」というイメージが主流でしたが、
今では「古さをあえて残す」「味わいを楽しむ」スタイルが人気です。


特に若い世代やクリエイター層を中心に、
“自分らしさ”を表現できる空間づくりが注目されています。


1. 古民家リノベーション


古民家を再生してカフェや宿泊施設に活用する事例が急増しています。
太い梁や土壁、縁側など、現代の住宅では再現できない温かみのあるデザインが人気。
地方自治体の補助金を活用し、地域活性化と組み合わせたプロジェクトも多く見られます。


枚方市近郊でも、築50年以上の空き家を改装して
**「地域の交流拠点」や「コミュニティカフェ」**に生まれ変わらせる動きが進んでいます。


2. 昭和レトロ系リノベーション


昭和40〜50年代に建てられた家をリノベーションし、
レトロな内装やタイル、欄間(らんま)を残すスタイルも人気です。


懐かしさの中にモダンな家具や照明を組み合わせることで、
“レトロモダン”という新しいデザインジャンルを生み出しています。
若い層だけでなく、昔の雰囲気を懐かしむシニア層にも支持されており、
賃貸リノベとしても注目度が高いジャンルです。


3. DIY型リノベーション


最近では、買主自身がDIYで仕上げる「セルフリノベーション」も増加中です。
壁の塗装や床材の張り替えなど、プロに依頼せず自分の手で行うスタイル。


費用を抑えられるうえに、**“暮らしながら育てていく家”**としての価値が生まれます。
中古住宅を購入してから自分好みにアレンジする若い夫婦や単身層が多く、
「手を加える楽しさ」が購入の決め手になるケースもあります。


4. ミニマル&サステナブルリノベーション


大量生産・大量消費の時代が終わり、
「長く使う」「環境に配慮する」という価値観が広がっています。


古い木材や建具を再利用する“アップサイクル”や、
断熱改修・太陽光発電などのエコリノベも増えています。


デザイン性だけでなく、光熱費の削減やCO₂排出削減を意識する層が増えており、
サステナブルな暮らしを重視したリノベ物件が脚光を浴びています。


このように、現在のリノベ市場では「新しくする」だけでなく、
“古さを価値として残す”発想が主流になっています。


築古物件を手放す前に、その“個性”が次の時代に求められるデザイン要素かもしれません。
売却を考えている人にとっても、リノベ需要を知ることが成功の鍵になるでしょう。





【④ 実際のケース:解体せずに売却して得をした例】


大阪府枚方市のAさんは、
両親が住んでいた築42年の木造住宅を相続しました。


老朽化が進み、屋根も傷んでいたため当初は解体を検討しましたが、
解体費用の見積もりが約180万円とかかることが判明。


不動産会社に相談したところ、
「リノベ向けに需要がありますよ」とのアドバイスを受け、
建物付きで売却を試みました。


結果的に、DIYリノベを目的とした若い夫婦が購入し、
解体費をかけずに、相場よりも高く売却することができました。

買主にとっても、構造がしっかりした“素材の家”を安く手に入れられたことが魅力。
まさに「壊さずに残したこと」が双方にとってメリットとなった好例です。


【⑤ それでも解体すべきケースとは?】


もちろん、すべての築古物件が“売却向き”とは限りません。
次のような場合は、解体を検討する価値があります。


  • ・建物が倒壊の危険を伴うほど劣化している


  • ・シロアリ被害や雨漏りがひどく、修繕費が高額


  • ・再建築可能な整形地で、更地の方が用途が広い


  • ・近隣環境や日照の関係で、建て替え需要が見込める


このような場合は、不動産会社と解体業者の両方に相談し、
「解体後の土地価格 − 解体費用」のバランスを見て判断するのが理想です。


また、行政や自治体の「空き家解体補助金制度」を活用できる場合もあるため、
市役所やホームページで確認してみましょう。





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【⑥ まとめ:築古物件の価値を“正しく見極める”ことが大切】


築古物件の売却は、見た目の古さに惑わされず、
「土地+建物」両方の価値を総合的に判断することがポイントです。


  • ・建物に再利用価値がある → 売却を優先


  • ・解体コストが重い/再建築不可の恐れがある → 売却が有利


  • ・構造が危険/再建築しやすい土地 → 解体して更地販売も検討


まずは不動産会社に「古家付き土地」として査定を依頼し、
**“壊す前に、価値を知る”**ことが重要です。


最近では、現状渡しでも購入希望者が多く、
想像以上の価格で売れるケースも少なくありません。




FOPE HOMEよりひとこと


不動産の価値は「古い=ダメ」ではありません。
むしろ、“味わい”や“素材”を生かす時代に変わっています。


解体か売却か迷ったときは、焦らず専門家の意見を聞き、
あなたの物件が持つ「本当の可能性」を見つけてみてください。
FOPE HOMEでは、築古住宅・古民家の査定や活用相談も随時受付中です




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