
モデルハウスを見るときはどこを見る?初心者が確認したいチェックポイント
こんにちは。
注文住宅や新築戸建を検討し始めると、
「とりあえず住宅展示場に行ってみよう!」という方も多いと思います。
モデルハウスには、
・間取り
・キッチン
・収納
・住宅設備
・床材
・窓
・断熱性能
・耐震性能
・照明
・家事動線
など、家づくりを考えるうえで参考になるポイントがたくさんあります。
今回は、「モデルハウスを見るときは、どこを見ればいいの?」という初心者の方に向けて、
モデルハウス見学で確認したいポイントを一つずつ勉強してみたいと思います。

1.最初に知っておきたい|モデルハウスは「そのまま建つ家」とは限らない
モデルハウスに入ると、広い玄関。
大きな吹き抜け。
アイランドキッチン。
ホテルのような洗面台。
大きな窓。
間接照明。
など、「こんな家に住みたい!」と思う設備がたくさんありますよね。
でもまず知っておきたいのが、
モデルハウスは住宅会社の魅力を最大限に見せるためにつくられていることが多いということです。
そのため、
・建物がかなり大きい
・設備が高グレード
・オプションが多い
・造作家具が入っている
といったケースがあります。
つまり、「モデルハウスと同じ家を建てたい」と思っても、
同じ仕様にすると想定していた予算よりかなり高くなる可能性があります。
ですから見学するときは、
「これは標準ですか?オプションですか?」と必ず確認することが大切です。
2.まず確認したいのは建物の大きさ
モデルハウスへ入ると、「広い!」と感じることがあります。
でもそこで、
「この会社の家は広く感じるんだ」と判断するのは少し早いかもしれません。
まず確認したいのは、建物の延床面積。
例えばモデルハウスが、延床45坪。
でも自分たちが建てる予定は、30坪。
なら、完成する家の広さはかなり違います。
そのため、「このモデルハウスは何坪ですか?」という質問は、最初に聞いておきたいですね。
3.LDKの広さは「何畳か」を確認する
モデルハウスのLDKを見ると、かなり広く感じることがあります。
例えば、LDK25畳。
吹き抜けあり。
大きな窓。
というモデルハウスの場合、開放感はかなりあります。
「このLDKは何畳ありますか?」と聞いてみましょう。
単に広い・狭いではなく、
「18畳だとこのくらいの感覚なんだ」と体感することが大切です。
4.家具を含めた広さを見る
モデルハウスでは、
・ソファ
・ダイニングテーブル
・テレビボード
なども配置されています。
ここも非常に参考になります。
例えば、20畳のLDKと聞くと広そうですが、
家具を置くと、「思っていたより余裕がない」ということもあります。
逆に、18畳でも家具の配置次第では十分広く感じることもあります。
モデルハウスでは、
畳数だけではなく、家具を置いた状態でどのくらい余裕があるかを見てみましょう。
5.ソファや椅子には実際に座ってみる
モデルハウスでは、見るだけでなく、実際に座ってみることも大切です。
住宅展示場でも、ソファや椅子に実際に座り、
目線や距離感を確かめることが見学ポイントとして紹介されています。
例えばソファに座って、
・テレビとの距離
・キッチンまでの距離
・窓からの景色
・ダイニングとの距離
を見ます。
立って見るのと、
実際に生活する目線では、かなり印象が違います。
6.天井の高さも確認する
同じ20畳のLDKでも、
天井高2.4m。
天井高2.6m。
吹き抜けあり。
では、感じる広さが大きく変わります。
モデルハウスで「すごく開放感がある!」と思ったら、
天井高を聞いてみるのがおすすめです。
そして、「この高さは標準仕様ですか?」まで確認しましょう。
天井を高くする場合、構造や建具、窓などによって追加費用が発生することもあります。
7.間取りは「歩いて確認する」
モデルハウスで一番参考になるのが、生活動線です。
間取り図を見るだけでは、実際の移動距離は意外と分かりません。
そこでモデルハウスでは、
玄関
↓
手洗い
↓
キッチン
↓
パントリー
↓
洗面
↓
ランドリールーム
と、実際に生活しているつもりで歩いてみます。
見学時には生活動線・家事動線を実際にイメージして確認することが重要とされています。
8.キッチンは見た目より「使いやすさ」
モデルハウスで一番目を引く設備の一つが、キッチン。
アイランドキッチン。
フルフラットキッチン。
大きなカップボード。
とても魅力的ですよね。
でも確認したいのは、見た目だけではありません。
例えば、
・作業スペースの広さ
・冷蔵庫の位置
・ゴミ箱の位置
・食器棚との距離
・コンセント位置
・通路幅
などです。
9.キッチンの通路幅を見る
キッチンとカップボードの間。
ここは毎日何度も歩く場所です。
狭すぎると、引き出しを開けたときに通れない。
広すぎると、振り返って食器を取る距離が遠い。
ということもあります。
モデルハウスでは、引き出しを開けたり、
冷蔵庫を開けたりする動きを想像しながら確認してみましょう。
10.冷蔵庫を置いた状態を想像する
モデルハウスによっては、冷蔵庫が小さかったり、
実際の生活用品がほとんど置かれていないことがあります。
実際に生活すると、
・大型冷蔵庫
・電子レンジ
・炊飯器
・トースター
・ゴミ箱
などが入ります。
そのため、家電を全部置いてもスッキリ見えるかを想像することが重要です。
11.収納は「広さ」より「場所」が重要
モデルハウスでは、大きな収納を見ると、
「収納たっぷりでいいな」と思います。
でも収納は、量だけでなく場所が大切です。
収納の使いやすさを実際に確認することも、
モデルハウス見学の重要なポイントとして挙げられています。
12.シューズクロークは本当に必要?
最近人気なのが、シューズクローク。
モデルハウスにもよくあります。
確かに便利ですが、スペースをかなり使います。
そのため、
普通の玄関収納でも十分なのか。
ウォークスルー型が必要なのか。
を考えましょう。
モデルハウスにあるから付けるではなく、
自分たちが何を収納するのかを基準にしましょう。
13.窓は「大きければいい」わけではない
モデルハウスには、大きな窓が使われていることがあります。
大きな窓は、
・明るい
・開放感がある
・庭が見える
というメリットがあります。
ただ、
・外からの視線
・家具配置
・断熱性
・カーテン費用
なども考える必要があります。
モデルハウス見学でも、
窓の大きさ・高さ・位置、採光などはチェックポイントの一つです。
14.Wi-Fiやルーターの位置も確認
最近の住宅では、Wi-Fi環境も重要です。
ルーターを、
・収納の奥
・鉄板の近く
・家の端
などに置くと、電波が届きにくいことがあります。
モデルハウスでは、
・情報分電盤
・LAN配線
・ルーター置き場
なども聞いてみると参考になります。
15.床や壁は実際に触ってみる
写真では、木目調フローリング。
・無垢床
・タイル
・フロアタイル
の違いが分かりにくいことがあります。
でも実際に触ると、質感や温度感が違います。
モデルハウスは、こうした素材を実物で確認できる貴重な場所です。
16.住宅性能は見た目では分からない
ここは特に大切です。
モデルハウスへ行くと、おしゃれな内装に目が行きます。
でも家づくりでは、
・断熱性
・気密性
・耐震性
・構造
なども重要です。
これらは、見た目ではほとんど分かりません。
モデルハウス見学時には
構造・耐震性・基礎、断熱性や気密性などの住宅性能を確認することも大切です。
17.耐震等級を確認する
住宅会社によって、耐震性能の考え方は異なります。
例えば、
耐震等級1。
耐震等級2。
耐震等級3。
という違いがあります。
「このモデルハウスは耐震等級いくつですか?」ではなく、
「実際に建てる住宅は、どの耐震等級が標準ですか?」と聞く方が重要です。
18.吹き抜けは1階と2階の両方から見る
吹き抜けを見ると、「開放感があって素敵!」と思います。
ただ、2階からも確認しましょう。
音が上がりやすい。
・冷暖房効率
・掃除
・照明交換
など、生活面も考える必要があります。
19.水回りは掃除のしやすさを見る
水周りは、毎日掃除する場所です。
デザインだけでなく、凹凸が少ないか。
汚れが溜まりやすくないか。
収納しやすいか。
も見てみましょう。
20.モデルハウスと同じ家ならいくらか聞く
これはかなり重要だと思います。
気に入ったモデルハウスがあれば、
「この家をこの仕様で建てると、いくらくらいですか?」と聞いてみましょう。
そして、
・建物本体
・オプション
・外構
・付帯工事
など、どこまで含まれているかも確認します。
モデルハウスと同仕様で建てた場合の価格を聞くことも推奨されています。
21.オプション費用を具体的に聞く
例えば、モデルハウスのキッチンが気に入った。
でも標準ではない。
その場合、「このキッチンにすると、いくら上がりますか?」と聞いてみましょう。
10万円なのか。
50万円なのか。
100万円以上なのか。
で判断は変わります。
22.営業担当者もチェックする
家づくりでは、
住宅会社だけでなく、担当者との相性も重要です。
・質問にきちんと答えてくれる
・メリットだけでなくデメリットも説明する
・予算を無視してオプションを勧めない
こうした部分も見ておきたいですね。
住宅展示場でも、
営業担当者との相性を確認することが見学ポイントとして挙げられています。
23.写真を撮っていいか確認する
モデルハウスには、参考にしたい場所がたくさんあります。
撮影可能なら、写真を残しておきましょう。
ただし住宅会社によって撮影ルールが異なることもあるので、
先に確認するのがおすすめです。
24.気になる寸法はメモする
例えば、
・キッチン通路幅
・ダイニングテーブルと壁の距離
・玄関幅
・収納奥行
などです。
自分が、「このくらいが使いやすい」と思った寸法を記録しておけば、
後の間取り打ち合わせで役立ちます。
25.モデルハウスは1社だけで決めない
最初に見た住宅会社がすごく良く見えることがあります。
でも、2社・3社と見ると、会社ごとの違いが分かってきます。
例えば、
・A社はデザイン
・B社は断熱
・C社は間取り
というように特徴があります。
ただし一日に何棟も詰め込むと、疲れて比較が雑になりやすいため、
事前に見る会社を絞っておくこともおすすめされています。
26.モデルハウスを見るときのチェックポイントまとめ
最後に、モデルハウスで特に確認したいポイントをまとめます。
- 建物は何坪か
- LDKは何畳か
- 天井高はいくつか
- 生活動線・家事動線
- 収納の量と位置
- キッチンの通路幅
- 冷蔵庫や家電の位置
- コンセントの数と位置
- 窓の大きさ・位置・性能
- 床や壁の素材
- 断熱性能
- 耐震性能
- 標準仕様とオプション
- オプションの追加費用
- 同じ仕様で建てた場合の価格
- 駐車場から玄関までの動線
- 営業担当者の説明や対応
全部一度に覚える必要はありません。
スマートフォンにメモしておいて、
見学しながら確認するくらいでも十分だと思います。
【まとめ】
今回は、「モデルハウスを見るときはどこを見る?」について勉強してみました。
モデルハウスへ行くと、大きなキッチンや広いリビングなどに目が行きます。
もちろん、家づくりのイメージを膨らませるという意味では、それも大切です。
でも一番重要なのは、
「このモデルハウスを自分たちの家に置き換えるとどうなるか?」という視点だと思います。
例えば、
・このLDKは25畳だけど、自分たちは18畳
・このキッチンはオプション
・この天井高は標準ではない
・この窓は高性能仕様
という違いがあります。
だから、モデルハウスそのものを見るのではなく、
標準仕様との差を見ることが大切なんですね。
実際に住んでいるつもりで体感すること。
これが、モデルハウス見学を家づくりに活かす一番の方法だと思います。
私も不動産の勉強を始めるまでは、
モデルハウスは、「おしゃれな家を見る場所」だと思っていました。
でも今は、家の広さ・動線・設備・住宅性能を実物で比較できる場所なんだと感じています。
これから住宅展示場やモデルハウスへ行く予定の方は、
「素敵だった!」だけで帰らず、
「これは標準ですか?」
「この部屋は何畳ですか?」
「この仕様ならいくらですか?」
この3つだけでも、ぜひ聞いてみてください。
家づくりの見え方がかなり変わると思います。
