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太陽光発電のメリット・デメリット

〈 住まい選び 〉

藤原 栞里

筆者 藤原 栞里

【ポジティブが取り柄の総務担当】
不動産知識ゼロからスタートし、「自分が疑問に思ったことをそのまま記事にする」スタンスで毎日ブログを執筆中‼︎難しい売却の話も、同じ目線でわかりやすくお伝えします。

太陽光発電のメリット・デメリット〜仕組み・導入の流れ・注意点をやさしく解説〜



【はじめに】



家づくりや住宅設備について調べていると、
よく出てくるのが太陽光発電です。

屋根の上に太陽光パネルを設置して、
太陽の光で電気をつくる設備というイメージはあると思います。

最近の太陽光発電は、
昔のように「売電収入で大きく得をする」というだけではなく、
自宅で使う電気を自分の家で作り、
電気代の負担を減らす設備として考えられることが増えています。

特に、
電気代の上昇や災害時の停電対策を考えると、
太陽光発電は家づくりの中でも検討する価値のある設備です。

一方で、
初期費用、メンテナンス、屋根の状態、設置後の発電量など、
事前に知っておかないと後悔しやすいポイントもあります。

この記事では、

・太陽光発電とは何か

・どんな仕組みで電気をつくるのか

・メリット、デメリット

・導入までの流れ

・注意したいポイント


をわかりやすく整理していきます。




1. 太陽光発電とは?



太陽光発電とは、
屋根などに設置した太陽光パネルで太陽の光を受け、
その光エネルギーを電気に変える仕組みのことです。

住宅で使う太陽光発電は、
屋根の上にパネルを設置することが多いです。

日中に太陽光パネルが発電し、
その電気を家の中で使います。

使いきれずに余った電気は、
電力会社に売ることもできます。

昔は「売電価格が高いから太陽光を載せる」
という考え方も多かったですが、
現在は売電単価だけを見るのではなく、
自家消費で電気代を抑えることが重要になっています‼︎



2. 太陽光発電の仕組み



太陽光発電の仕組みは、
大きく4つに分けるとわかりやすいです。


太陽光発電の基本的な流れ

①太陽光パネルが太陽の光を受ける
②パネルで直流の電気がつくられる
③パワーコンディショナで家庭用の交流電気に変換する
④家庭内で使い、余った分は売電する


太陽光パネルでつくられる電気は、
そのままでは家庭内で使いにくい電気です。

そこで必要になるのが
パワーコンディショナです。

パワーコンディショナは、
太陽光パネルで発電した電気を、
家庭で使える電気に変換する機械です。

太陽光発電だけの場合、
基本的には日中に発電した電気をその場で使います。

夜は発電できないため、
夜間も太陽光でつくった電気を使いたい場合は、
蓄電池との組み合わせを検討することになります。

ただし、
蓄電池は便利な反面、
導入費用が高くなりやすい設備です⚠︎



3. 太陽光発電のメリット



メリット⑴:電気代を抑えやすい

太陽光発電を設置すると、
晴れている日中は自宅で電気をつくれます。

たとえば、

・日中に在宅している
・在宅ワークが多い
・子どもや高齢者が昼間も家にいる
・昼間に洗濯乾燥機や食洗機を使う

このような家庭では、
発電した電気を自宅で使いやすくなります。



メリット⑵:余った電気を売電できる

自宅で使いきれなかった場合、
余った電気は売電できます。

FIT制度では、
10kW未満の場合、一定期間の買取制度があります。

初期投資支援スキームとして、
導入後4年目まで24円、
5〜10年目は8.3円という設定が示されています。

制度は年度によって変わるため、
導入時には必ず最新の買取価格を確認しましょう‼︎



メリット⑶:停電時の備えになる

太陽光発電は、
災害時の備えとしても注目されています。

停電したときでも、
発電できる状況であれば、
非常用コンセントなどを通じて
一部の電気を使える場合があります。

さらに蓄電池を組み合わせれば、
夜間や雨の日でもためた電気を使える可能性が高まります。

使える容量や設備の種類には制限があります。

それでも、

・スマートフォンの充電
・照明
・冷蔵庫
・最低限の家電

などを使えるのは、
大きな安心材料になります。



メリット⑷:環境にやさしい暮らしにつながる

太陽光発電は、
再生可能エネルギーの一つです。

最近は、
住宅でも省エネ性能やZEH、
断熱性能などが重視されるようになっています。

太陽光発電は、
こうした省エネ住宅との相性も良い設備です。



メリット⑸:住宅の付加価値になる

太陽光発電が設置されている住宅は、
電気代対策や災害対策の面で魅力に感じる方もいます。

中古住宅として売却する場合でも、
設備の状態や発電実績が良ければ、
プラス材料になる可能性があります。

ただし、
古くなった太陽光パネルや故障した設備がある場合は、
逆に撤去費用や修理費用が気にされることもあります。

きちんと管理されているかが大事です‼︎




4. 太陽光発電のデメリット



デメリット⑴:初期費用がかかる

太陽光発電は、
導入時にまとまった費用がかかります。

新築時に設置する場合は、
住宅ローンに組み込めることもありますが、
その分総借入額は増えます。

初期費用を何年で回収できそうかを確認することが大切です。



デメリット⑵:天候や季節によって発電量が変わる

太陽光発電は、
太陽の光を使う設備なので、
天候の影響を受けます。

特に注意したいのが、影です。

屋根の一部に影がかかるだけでも、
発電効率に影響することがあります。

周囲に高い建物がある、
隣地に大きな木がある、
将来的に隣に建物が建つ可能性がある場合は、
慎重に確認した方がよいです。



デメリット⑶:屋根の向きや形によって向き不向きがある

どんな屋根でも同じように効果が出るわけではありません。

一般的には、
日当たりの良い屋根、影が少ない屋根、
パネルを載せやすい形状の屋根が向いています。

反対に、
屋根面が小さい、複雑な形をしている、
古い屋根材で補強が必要といった場合は、
設置に注意が必要です。



デメリット⑷:メンテナンスや交換費用がかかる

太陽光発電は、電気設備として
長期安定稼働のための保守点検が重要な設備とされています。

特に注意したいのが、
パワーコンディショナです。

太陽光パネルは長期間使えることが多いですが、
パワーコンディショナは途中で交換が必要になる可能性があります。

また、
屋根に設置する以上、
将来の屋根メンテナンスにも関係します。



5. 太陽光発電が向いている家・向いていない家



⚪️ 太陽光発電が向いている家

次のような家は、
太陽光発電を検討しやすいです。

・日当たりが良い
・屋根に十分な面積がある
・周囲に大きな影が少ない
・昼間の電気使用量が多い
・オール電化住宅
・蓄電池も検討している
・長く住む予定がある
・災害時の備えを重視したい

特に、
長く住む予定がある家では、
初期費用を時間をかけて回収しやすくなります。



⚪️ 太陽光発電を慎重に考えたい家

次のような場合は慎重に検討した方がいいです。

・屋根に影が多い
・屋根面積が小さい
・屋根の形が複雑
・築年数が古く、屋根の劣化がある
・近いうちに売却予定がある
・昼間にあまり電気を使わない
・初期費用の負担が大きい

家の条件と暮らし方に合っているかを見たうえで
判断することが大切です。



6. 太陽光発電を導入する流れ



情報収集をする

まずは、
太陽光発電の仕組みや費用、
メリット・デメリットを知ることから始めます。

この段階では、
売電価格や補助金だけを見るのではなく、
家族の電気使用量やライフスタイルも整理しておくと良いです。


設置できる屋根か確認する

次に、屋根の状態を確認します。

新築の場合は設計段階で確認できます。

既存住宅の場合は、
屋根の劣化や補修の必要性も見ておく必要があります。


⑶. 見積もりを取る

太陽光発電は、
施工会社によって提案内容や価格が変わります。

見積もりでは、

・パネルの容量
・パネルメーカー
・パワーコンディショナ
・工事費
・保証内容
・発電シミュレーション
・メンテナンス体制
・蓄電池の有無
・補助金対応

を確認します。

できれば複数社で比較した方が良いです。

安さだけで選ぶと、
施工品質や保証面で不安が残ることもあります。


⑷. 発電シミュレーションを確認する

見積もりと一緒に、
発電シミュレーションを確認します。

ここで見るべきなのは、
年間発電量だけではありません。

・自家消費できる量
・売電できる量
・電気代削減額
・売電収入
・回収年数
・メンテナンス費用
・パワーコンディショナ交換費用

まで含めて見ることが大切です。

特に、
シミュレーションが良すぎる場合は
注意が必要です。

現実よりも高い発電量や、
低すぎるメンテナンス費で計算されていないか確認しましょう。


⑸. 契約・申請・工事

内容に納得したら契約を行い、
必要な申請を進めます。

工事自体は数日で終わることもありますが、
申請や連系手続きには時間がかかる場合があります。


⑹. 運転開始・定期点検

工事と手続きが完了したら、
太陽光発電の運転が始まります。

設置後は、
発電量を定期的に確認することが大切です。

発電量が急に落ちた場合、
パネルの汚れ、故障、影の影響、
パワーコンディショナの不具合などが考えられます。

長く安心して使うためには、
点検やメンテナンスも含めて考えておきたいところです。



7. 新築時に導入する場合の注意点


新築で太陽光発電を入れる場合は、
後付けよりも計画しやすいメリットがあります。

最初から設計に組み込めるため、

・屋根の向きを調整しやすい

・配線計画を考えやすい

・外観デザインと合わせやすい

・足場費用を抑えやすい場合がある

・住宅ローンに組み込める場合がある

という利点があります。

新築時は他にも決めることが多いため、
太陽光発電の費用が総予算を圧迫しないように
注意が必要です。


【まとめ】


太陽光発電は、
太陽の光で電気をつくり、自宅で使ったり、
余った電気を売電したりできる設備です。

今の太陽光発電は、
昔のように「売電で大きく得をする」というより、
自家消費で電気代を抑えながら、
余った分を売るという考え方が現実的です。

国の制度でも、
住宅用太陽光に初期投資支援スキームが導入されており、
導入後の早期回収と自家消費を意識した流れになっています。

太陽光発電は、
家に合っていればとても心強い設備です。

「うちの家には本当に合うのか」「長く住む中でメリットがあるのか」を
冷静に見ながら、
納得して導入することが大切だと思います❇︎

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