*ボーリング調査レポート*の画像

*ボーリング調査レポート*

【 注文住宅/リフォーム施工事例 】

林 剛毅

筆者 林 剛毅

不動産キャリア19年

【地元密着19年の不動産のプロ】
枚方市生まれの生粋の地元っ子。枚方・寝屋川・守口エリアを中心に10万件以上の物件を見てきた圧倒的な経験値を持っています。売買・賃貸・リノベーションまで幅広く対応しております。
「運は努力の賜物」の信念のもと、知識と経験でお客様が納得できる提案を追求し続けています‼︎



こんにちは☀️


昨日は定休日でしたが、

以前ブログでもご紹介した

枚方市東香里新町(東香里中学校のすぐ前)にある現場で、

**ボーリング調査(地盤調査)**を行いました。







この土地は、

もともと建物の解体工事を行なっていた場所で、

解体が完了した今、

新たに“建築条件なし”の土地として

販売していく予定です。


近くには東香里中学校をはじめ、

香里ケ丘中央公園やスーパー、
生活利便施設も多く、
子育て世代からも人気のあるエリア。


街全体に落ち着きがあり、

これから新しい住宅が並ぶのが楽しみな場所です。




枚方市で不動産売却をお考えの方はコチラ⬇️

売却査定はこちら

 



◯擁壁(ようへき)づくりへ


現在の敷地には、

以前の建物に合わせて設けられていた

既存の擁壁(振込車庫などを含む構造)があります。


これらを一度すべて撤去・解体し、

新しく安全で美しい擁壁構造を

造っていく計画です。



ここでいう「振込車庫」とは、


道路より一段低い位置に車を駐車するため、

擁壁の一部をくり抜くようにして造られた

車庫(半地下車庫)のことを指します。


いわゆる“ビルトインガレージ”とは異なり、

斜面地や高低差のある土地でよく見られる構造で、

コンクリート製の擁壁の中に

車1〜2台分の空間を設ける形式です。


振込車庫の上部には宅地があり、

擁壁と一体化した構造になっているため、

撤去や改修には構造計算と安全対策が必要となります。



そのためには、

まず「どのような形状・構造で擁壁を設計するか」を

しっかりと検討する必要があります。


今回のボーリング調査は、

そのための事前地盤調査になります。



今回の調査で使用されたのが、

なんと**45年前のユニック車(ボーリング専用トラック)**でした。







レトロな佇まいが印象的です。


年季の入ったボディですが、

動作は非常にスムーズで、

熟練の職人さんが丁寧に整備しながら

今も現役で活躍しているとのことです。


私は昔からアンティークやレトロなものが好きなので、

このユニック車を見た瞬間、

「この車がまだこうして現場で動いているのか!」

と感動しました。


長い年月を経ても現役で働く姿には、

ものづくりや職人技の力強さを感じます。


続いての写真は、

ヤグラを組んでいる様子です。







ヤグラとは、

ボーリング調査を行う際に必要な
**掘削用の鉄製の骨組み(櫓:やぐら)**のこと。


このヤグラの上部には

ワイヤーや滑車が取り付けられ、
地中を掘り進めるロッド(掘削棒)を

上下に動かすための仕組みになっています。


現場では職人さんが手際よく組み立てを進め、
高さ・角度・バランスを慎重に調整していました。


この作業が完了すると、
いよいよ地中へと掘削を始める準備が整います。



ボーリング調査とは


「ボーリング調査」とは一般的に

建物や擁壁などを建設する前に

行う地盤の状態を

確認するための専門調査です。





調査専用の機械を使って地面に細い穴を掘り、

地中の土の硬さ・強度・地層の

構成・地下水位などを

詳しく調べていきます。


深さはおおよそ5〜10メートルほど掘削し、

採取した土のサンプルを分析することで、

その土地がどの程度の重量を支えられるか(=地耐力)

を数値で把握できます。


ボーリング調査は

見た目には地味な作業ですが、

土地の安全性を“見えないところから支える”

重要な工程なのです。



なぜボーリング調査が必要か


家を建てる際に最も大切なのは

「地盤の安定性」です。


どんなに良い建物を建てても、

その下の地盤が弱ければ、

不同沈下(建物の傾き)やひび割れの

原因になります。



また、

今回のように新しい擁壁を設計・施工する前にも、

地中の硬さや層の深さを

正確に把握しておく必要があります。



これにより、


・擁壁の基礎をどの深さに設けるべきか


・どの強度のコンクリート・鉄筋が必要か


・どんな排水対策をとるか


といった構造計画の根拠を

導き出すことができます。



得られる情報


ボーリング調査によって、

以下のような情報が明らかになります。


・地層構成:粘土層・砂層・礫層など、地盤の種類と分布


・N値(地盤の強度):地盤の硬さ・密度を示す数値


・地下水位:地下水の高さ、排水計画に関係


・支持層の深さ:建物を支えるのに十分な強度を持つ地層の位置


これらのデータをまとめたものが

「ボーリング柱状図」と呼ばれる図面です。


この図をもとに、

設計士や構造担当者が擁壁の基礎構造や

地盤補強の必要性を判断します。



枚方市で不動産売却をお考えの方はコチラ⬇️

売却査定はこちら

 



調査の流れ(工程イメージ)



⑴ヤグラ(櫓)の設置

 掘削機を支えるための鉄骨フレームを組み上げます。



⑵ 掘削開始

 ボーリングマシンを設置し、

 地面にロッドを貫入させながら掘り進めます。



⑶サンプリング(試料採取)

 一定の深さごとにサンプルを採取。

 抵抗値(N値)を測定します。



⑷地下水観測・記録

 掘削後に水位を測り、

 地盤内の水の流れを確認します。



⑸データ整理・柱状図作成

 現場で得られたデータをもとに地層図を作成。

 擁壁設計の基礎資料になります。




ボーリング調査のメリット



・安全な建物・擁壁設計ができる


 地盤の強さを把握することで、

 沈下や崩壊のリスクを最小限に。


・過剰な地盤改良を防げる


 正確なデータに基づくため、

「本当は不要だった補強工事」を避け、

 コストを適正化できます。


・土地購入時の安心材料になる


 調査結果は第三者のデータとして残るため、

 購入検討者や建築業者にとって

 信頼性の高い情報となります。


・設計の自由度が上がる


 地盤特性を知ることで、

 最適な建物プランを立てやすくなります。



⚠︎ボーリング調査のデメリット

 (注意点)



コストと時間がかかる


 調査費用は一般的に 10万円〜20万円程度、

 調査から結果報告までに

 数日〜1週間ほど必要です。


調査範囲が限定的


 ボーリングは1〜数箇所の「点」での調査のため、

 広い敷地では他の補助的な調査(スウェーデン式サウンディング試験など)

 を併用することもあります。


地中障害物の影響を受けやすい


 過去に建物や擁壁があった土地では、

 埋設物やコンクリート片が残っており、

 正確な掘削が難しい場合もあります。



調査結果の活かし方


ボーリング調査の結果は

「ボーリング柱状図」と呼ばれる図面にまとめられます。


これを見ると、

地表からどの深さにどんな土があるか、

支持層(建物を支えられる強固な地盤)は

どの位置にあるかが一目で分かります。


今回の東香里新町の現場でも、

この結果をもとに

新たな擁壁の形状・構造・基礎深さを設計していきます。




FOPE HOMEからの一言♪


FOPE HOMEでは、

土地の販売・造成においても、

表面的な美しさだけでなく

**“見えない部分の安全性”**を重視しています。


安心して家を建てられる土地を提供するために、

地盤調査や擁壁設計の段階から

丁寧に確認・検討を重ねています。


今後も、

擁壁工事・造成完了までの様子を

ブログで順次お伝えしていきますので、

ぜひお楽しみに!




 

”【 注文住宅/リフォーム施工事例 】”おすすめ記事

  • *東香里の解体工事レポート*の画像

    *東香里の解体工事レポート*

    【 注文住宅/リフォーム施工事例 】

  • 大阪茨木市の戸建リフォーム事例*の画像

    大阪茨木市の戸建リフォーム事例*

    【 注文住宅/リフォーム施工事例 】

もっと見る