
ZEHって何?
ZEHって何?
〜これから家を買う・建てる人が知っておきたい基礎知識〜
【はじめに】
「ZEH(ゼッチ)」という言葉、
最近よく聞くけど正直よく分からない…
という方も多いのではないでしょうか。
・なんとなく環境に良さそう
・太陽光が必要そう
・お金がかかりそう
・難しそう
そんなイメージだけが先行して、
「結局うちには関係あるの?」
と思われがちなのがZEHです。
この記事では、
家づくり初心者の方でも
5分で理解できるように
ZEHについて
分かりやすく解説していきます。
ZEHって何の略?
ZEHとは
Net Zero Energy House
(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)
の略です。
日本語にすると
「使うエネルギーと、
創るエネルギーをプラスマイナスゼロにする家」
…と言われても、
まだ分かりにくいですよね。
もっと簡単に言うと
ZEHとは
「電気やガスをなるべく使わず、自分の家でエネルギーをつくることで、
年間のエネルギー収支をゼロに近づける家」
のことです。
ここでいうエネルギーとは、
私たちが普段の生活で使っている
・エアコン
・給湯(お風呂・シャワー)
・照明
・冷蔵庫や家電
などに使われる
電気やガスのエネルギーのことです。

⚪️ ポイントはこの3つだけ
・家の性能を良くしてエネルギーを使わない
・省エネ設備でムダを減らす
・太陽光などでエネルギーをつくる
この3つを組み合わせた住宅が
ZEHです。
ZEHの基準って具体的に何?
ZEHは「なんとなく省エネな家」
ではありません。
国が定めた明確な基準を
すべて満たした住宅だけが
「ZEH」と名乗ることができます。
ここでは
ZEHを判断する3つの基準
だけを覚えてください。
ZEHを決める3つの基準
ZEHには、
次の3つの条件があります。
① 断熱性能が一定以上あること
② 省エネでエネルギー消費を減らしていること
③ 太陽光などでエネルギーを創り、
収支をゼロに近づけていること
ひとつずつ、
具体的に見ていきます。
⚪️ 基準① 断熱性能(UA値)が基準以下であること
ZEHでまずチェックされるのが
UA値(ユーエーち)
という数値です。
◯ UA値って何?
UA値とは、
家の中から外へ、
どれくらい熱が逃げやすいか
を表した数値です。
・数字が 小さいほど高性能
・数字が 大きいほど断熱が弱い
と覚えてください。
◯ 地域ごとのZEH基準
日本は地域ごとに気候が違うため、
ZEHでは 地域別にUA値の基準
が決まっています。
枚方市・寝屋川市(大阪府)は
6地域 に該当します。
◯ 6地域のZEH基準
UA値:0.60以下
これは、
ひと昔前の住宅と比べると、
かなり高性能な水準です。
◯UA値が低いと何がいいの?
夏:外の暑さが入りにくい
冬:家の中の暖かさが逃げにくい
エアコン:弱い運転で効く
光熱費:下がりやすい
つまり
快適さと省エネの土台
になります。
⚪️ 基準② 一次エネルギー消費量を20%以上削減
次が、
ZEHの肝とも言える
一次エネルギー消費量 です。
一次エネルギーって何?
少し難しく聞こえますが、
要はこれです
“家で使うエネルギーを、どれだけ効率よく使えているか”
対象になるのは、
・冷暖房
・給湯(お風呂・シャワー)
・換気
・照明
※ 家電やコンセントは含まれません。
◯ZEHの削減基準
ZEHでは、
基準となる一般住宅より、20%以上エネルギーを減らす
ことが求められます。
これは
・高性能エアコン
・高効率給湯器
・LED照明
・計画換気
などを
組み合わせて達成します。

⚪️ 基準③ 創エネを含めてエネルギー収支をゼロに近づける
最後が、ZEH最大の特徴です。
創エネって?
エネルギーを自分の家で創ること。
一般的には 太陽光発電 が使われます。
まず「使う量」を減らす
次に「創って補う」
この順番がとても重要です。
⚪️ なぜ国はZEHを推進しているのか?
ZEHは
「流行」や「ブーム」
ではありません。
日本では、
・エネルギーの多くを海外に依存
・電気代の高騰リスク
・地球温暖化対策
といった背景があり、
国としてZEHを標準にしていこう
という流れがあります。
将来的には
「ZEHレベルの住宅が当たり前」
になる可能性も高いです。
ZEHの基本①「とにかく家の性能が高い」
ZEHで一番大切なのは、
実は太陽光よりも
「家そのものの性能」です。
◯ 高断熱・高気密ってどういうこと?
簡単に言うと、
・夏の暑さが家の中に入りにくい
・冬の寒さが家の中に入りにくい
・冷暖房の空気が外に逃げにくい
という状態です。
高性能住宅は、
快適だけじゃなく 健康リスクを下げやすい
のもポイントです。
代表例:ヒートショック
冬に
暖かいリビング → 寒い脱衣所 → 熱い浴室
みたいに温度差が大きいと、血圧が乱高下して危険になります。
高断熱・高気密の家は
脱衣所や廊下が冷えにくく、
家全体の温度差が小さくなりやすい。
子育て世帯だけでなく、
将来の暮らしを考えると
大きな価値になります。
◯昔の家との違い
昔の住宅は
「エアコンで頑張って冷やす・暖める」
家でした。
ZEH住宅は
「そもそも暑くなりにくい・寒くなりにくい」家。
その結果
・エアコンの効きがいい
・電気代が下がる
・家中の温度差が少ない
というメリットに
つながります。
ZEHの基本②「省エネ設備でムダをなくす」
ZEH住宅では、
エネルギーを賢く使う設備
を採用します。
例えば
・高効率エアコン
・省エネ給湯器(エコキュートなど)
・LED照明
・高性能換気システム
「特別な設備」というより、
今の時代に合った性能の良い設備
というイメージです。
これにより
同じ生活をしていても
エネルギー消費量が少なくなります。
ZEHの基本③「エネルギーを自分の家でつくる」
ここで登場するのが
太陽光発電です。
ZEHでは、
家で使うエネルギーを
太陽光などでつくることが
前提になります。
よくある誤解
「太陽光を載せたらZEHでしょ?」
答えはNOです。
断熱性能が低い家に太陽光だけ載せても、
ZEHにはなりません。
あくまで
・高性能な家
・省エネ設備
・創エネ
この3つが揃って初めてZEHです。
ZEH=電気代がゼロになる家?
よく聞かれる質問ですが、
必ずしも電気代が完全にゼロになる
わけではありません。
ただし、
・光熱費は大幅に下がりやすい
・電気代高騰の影響を受けにくい
・家計が安定しやすい
という特徴があります。
特に最近は
「電気代が怖くてエアコンを我慢する」
という声も多いですが、
ZEH住宅ではそのストレスが
減りやすいです。
子育て世帯こそZEHが向いている理由
枚方市・寝屋川市で家探しをされている
子育て世帯の方には、
ZEHは特に相性が良いと感じます。
理由① 家の中の温度差が少ない
・冬のヒートショック対策
・赤ちゃんや小さな子供の体調管理
にとって、
家中が安定した温度なのは
大きなメリットです。
理由② 光熱費が読みやすい
子育て中は
教育費・習い事・食費など
将来の支出が読みにくいですよね。
ZEH住宅は
毎月の光熱費が安定しやすく、家計管理がしやすい
という特徴があります。
⚪️ ZEHはお金持ち向け?実は逆です
「ZEHって高そう…」
そう思われがちですが、
長い目で見ると一般家庭向けの住宅
とも言えます。
・初期費用は少し上がることがある
・でも毎月の光熱費が下がる
・将来の電気代上昇リスクに強い
さらに
国の補助金制度が使えるケース
もあります。
ZEHで後悔しないために知っておきたいこと
ZEHは
とても優れた考え方の住宅ですが、
「ZEHにすれば自動的に幸せになれる」
わけではありません。
実際に後悔している人の多くは、
ZEHそのものではなく
「考え方」や「選び方」を間違えている
ケースがほとんどです。
⚪️ ZEHは「建て方」がすごく重要
・ZEH基準を満たしているだけ
・太陽光ありきで考えてしまう
・性能のバランスが悪い
こうした家だと
「思ったほど快適じゃない…」
と感じることもあります。
大切なのは
・数字だけでなく実際の住み心地
・間取りと性能のバランス
・地域の気候に合っているか
枚方・寝屋川のように
夏が暑く冬が冷えやすい地域では、
地域特性を理解した家づくりが
とても重要です。
【まとめ】
ZEHは
・特別な人のための家
・難しい家
ではありません。
これから何十年も暮らす家だからこそ、
快適さ・安心・家計の安定を考えた選択肢
それがZEHです。
「ZEHが気になるけど、うちに合うか分からない」
「土地条件的に可能なの?」
そんな疑問がある方は、
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